クラシック家具の魅力-ノックオンウッド

建築家31会は、来たる5月12日(土)13:30〜、下記のテーマで設計者本人と材料納入会社様とのトークショーを行います。

クラシック家具の魅力

「クラシック、モダン、コンテンポラリー、時代ごとの呼び名はいろいろとあるけど、大きな違いは素材と工法だと思う。作られた年とは一概に言えない。勿論、鉄やアルミなどの金属の加工技術が未熟な時代は殆ど全てを木で作っていた。この時代とこの木だけで作るという工法を伝授してるのがクラシック家具だと思う。これは自動車も同じで勿論エンジンなどの機械部品は鉄などの金属だが、シャシーなどのフレームは木製と言うクラシックカーも多く存在する。

さて、話しはクラシック家具に戻そう。 クラシック家具の魅力はそのフォルムだけでなく素材に有ると思う。木で作ると言うことは当然無垢の木が多くなる。木の良さ、木目の美しさはもとより、無垢と言うことは、当たり前だけど中まで同じ木なのである。削っても削っても鰹節の様に中まで木なのだ。 この無垢の利点を利用すると、クラシック家具は再生出来る。逆に言えば作られたのが新しくても、無垢で出来ていて、再生出来る家具がクラシック家具だと思う。

クラシック家具のテーブルは表面の塗装を剥がして塗り替える。 椅子はガタを締め直し、布地を張り替える。クラシック家具はボルトやネジなどで部材を締めていないことが多く、木のみ加工なのでそれが出来る。 クラシック家具は西洋家具だけでなく、日本の和ダンスなどもクラシック家具の部類だと思う。 『箪笥の洗い』と言う再生方法がある。これは箪笥を洗うのでなく、表面を一皮剥くのである。古くなった桐箪笥などを一皮剥いて締め直し、金具を磨き付け直す。そうすることによって桐箪笥は100年以上使えるのである。 クラシック家具はメンテナンスや再生が必要だけど、再生すれば長く使え。三世代、四世代使っていける。

クラシック西洋家具の日本の原点は横浜と神戸だ、これは約150年前に開国・開港した港で明治期に多くの西洋人が暮らしていた、もともとその西洋人が持ち込んだ家具の修理から始まったと言われている。特に横浜家具は釘を一本も使っていないのが特徴だ。

クラシック家具を使っていると懐かしさと安心感を感じる。高度成長期以来、使い捨て文化に慣れた現代人の心の拠り所になる可能性を秘めていると思う。」

松永基 × ノックオンウッド

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