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家相について思うこと @岡部 克哉

今週のパドログを担当します岡部克哉建築設計事務所の岡部です。

 

住宅の設計をしていると「家相に少しこだわりがあります」なんておっしゃる施主さんに出会うことがあります。

 

一生に一度のイベントでしかも一番高額な支出を伴う訳ですから、家づくりに慎重になる施主さんの気持ちは十分理解出来るつもりです。

 

一般的に悪いと言われている事を、あえてしたいと思う人は少ないですよね。

 

「玄関が鬼門にあたっているけど気にすることありませんよ」と建築家に言われて

 

「はい、そうですか。承知しました」とはなりづらいですよね。

 

でもこの家相の問題は結構複雑なんです。

 

というのも、家相はみる人によって見解が変わってしまうんですよね。

 

家相を聞きかじった事のある人なら「ハリ」と「カケ」は、ご存知と思います。

 

比較的シンプルに思えるこの「ハリ」と「カケ」でさえも、みる人によって見解が違う経験を何度かしています。

 

また、鬼門などは建物の中心を基準にするわけですが、この中心の出し方がみる人によって まちまちです。

 

更に困った事に、中国の家相にいたっては、生まれた年によって良い方角と悪い方角が違うんです。

 

ですので、余程条件が揃わない限り、家族全員にとって家相上問題の無い家は無いのです。

 

でも中国家相をベースに家をつくるときには、救済制度が充実しているので、これをつかって落としどころを見つけて設計を進めます。

 

何となく都合が良いようにも思える中国家相ですが、建物の立地条件・構造や機能性などを考えると、今日の家づくりにおいて、

家相についてはこの位ラフな感じで考えられると良いように思います。

皆さんいかがでしょうか。

 


リノベーションという選択肢 追伸@有泉 絵美

こんばんは。空間設計パートナーズの有泉 絵美です。

先日の投稿、追伸です。

この「黒い食器棚」をベースに、

新しく作る壁の大きさ、壁・天井の色合いを決めていきました。

こんなふうに、ご所有の家具を活かした空間創りが出来るのも、

建築家とのお仕事だからこそです。

ほんの少しのリノベーションでも、ぜひご相談下さい!


リノベーションという選択肢@有泉 絵美

みなさん、こんにちは。

今週、バドログを担当します、空間設計パートナーズの有泉 絵美です。

何を記載しようかな?建築家の日常生活?お仕事のお話?

と色々と悩みましたが、今回はこちら。

福祉施設の設計をメインとしていますが、新築だけでなく、

「フロアー内で生活を完結させたい」

と、各フロアーに、浴室と食堂を設置しての特別養護老人ホームのリノベーション

「社員寮を有料老人ホームにしたい」

と、建物全てのリノベーション

「事務所スペースに保育所や診療所を」

と、ビルの一画のリノベーション

など、意外とリノベーション案件は多いです。

新築より初期投資を抑えられますので、福祉施設では「リノベーションという選択肢」は

以前からありました。

住宅ではどうでしょうか?

「住まい」となると、「土地を購入し、一から家を建てる」と思いがちですが、

今ある建物をリノベーションする、中古物件をリノベーションして住まう

など、最近は「リノベーションという選択肢」も増えています。

親世帯、子世帯の住まいスタイルが合致したマンションを見つけられたお客様がおられました。

リノベーション後のイメージを作り上げるため、まずは、各々が所有する家具や絵画など、

どちらのものをご使用するかを考えるところからスタートしました。

親子だけあり、各々の家具テイストは、ごちゃごちゃではなかったのはラッキーなことでした。

空間に均一感が出る家具を選別し、家具の配置場所を決めてから、

それらがより活きるよう壁の新設や撤去を行い、キッチン、リビングを作り上げていきました。

そして、家具に合う壁、天井仕上げ材を決定していくという流れです。

「家具、絵画がいままでの住まいよりマッチしていて、とても落ち着く。

別々の場所にあった家具とは思えない。」とのご感想を頂きました。

みなさんが購入されている家具や絵画などは、

気付かないうちにみなさんの嗜好が出ています。

新しい「住まい」に合わせて家具を購入することもよいのですが、

「家具」にあわせて住まいをリノベーションするという選択肢もあります。

リノベーションによる空間づくりのスタートは色々。

そのキーワードを早く見つけられるためにも、

建築家との最初の打合せでは、遠慮せず、なんでも話して下さい。

 


床材を考えてみる 土間(コンクリート、モルタル、タイル) @ 磯村一司

今週のバトログを担当しますギルド・デザインの磯村です。

最後は、最近見直されて使わせることが多くなっている土間です。
土間といっても、コンクリートやモルタル、タイル、昔ながらの三和土と、材料に様々な種類があり、使い方も普通に下足を履く土間のような使い方もあれば、靴を脱いで使う床材の一つとして使う場合もあります。
使うもの、使い方によってメリット・デメリットも変わってきますが、ざっくりと共通しそうな点をまとめてみました。

◯ メリット

1、蓄熱性の高さ
コンクリートやタイルなどは、蓄熱性能が高いので、熱をたくさん蓄えて、全面に熱が広がります。床暖房や置かれた薪ストーブと相性がいいとも言えます。
冬期、日当たりの良い部分はたくさんの熱を蓄えて、日が落ちてから放熱が長く続区ので、省エネにもなります。夏の日当たりには注意が必要ですが、日の当たらない部分は冷えを蓄えているので、歩くと涼しいということにもなります。

2、掃除が楽
モルタル、コンクート、タイル(室内用)などは、硬く平らな仕上がりなので、掃除が楽ですし、防塵塗料を塗っているはずなので、水汚れにも強いです。
土足利用の土間の場合なら、少しの汚れは気にならないので、それだけでも楽に思えます。

3、無機質なクールな感覚
最近、土間床がちょっと流行っているのは、無機質感や均質な感覚がだんだんと受け入れられてきているからだと思います。他の材料にはない表情を作ってくれます。
以前は、コンクリート打放しも敬遠されがちでしたが、今では段々日常的なものになっているように、床材も変わってきているのだと思います。土間コンクリートの床を、床仕上げの一つとして使う人も多いです。

4、外部空間(庭)とのつながり
視覚的にプライベートな外部空間とのつながりを作りやすいだけでなく、土足利用の場合は、ガーデニングや家庭菜園などの室内作業の場所としてとか、自転車やベビーカーの置き場としてなど、住宅としての用途を広げてくれる室内となります。

◯ デメリット

1、冷え込み
土間コンクリートやモルタル、タイルなどは、基本的には冷やっとする材料です。暖房を上手に考えていないと、冬の冷え込みは厳しいことになります。これは、熱容量が大きいという利点のひっくり返しで、温めるには時間がかかるということもあります。

2、クラック(ひび割れ)が入る。
タイルや石張りの仕上げなら問題ないのですが、流行りのコンクリートやモルタルは本来クラック(ひび割れ)が入る建材です。

3、硬い
部分的な土間なら良いのですが、全面土間だったりすると、硬い床のため、生活をしているだけでも足腰が疲れると思います。キッチンだけでも、人によっては辛くなことがるかもしれません。フローリングやカーペットを併用したほうがいいと思います。
食器など、落とすと確実に割れます。その硬さですから、お子さんや高齢者の場合、転んだりすると危ない床材です。

4、音が響く
硬いだけにとても音が響きます。部分的な土間であれば問題ないのですが、全面を土間とした住宅が時々あります。扉の開け閉めや歩く音などが、他の部屋にも伝わります。

5、意外に汚れます。
タイルや石については、吸水することがほとんどないのですが、コンクリートやモルタルは、吸水するために問題となります。防塵塗料などが塗られているのはずなので、撥水しますが、長い間には、染みやすくなり跡として残ります。この汚れ取りはちょっと大変です。

 

最後になりますが、それぞれの床材は結局のところその素材の特徴や良さが、デメリットにもつながるところがあり、適材適所、クライアントの住まい方や条件、好みを反映させて選択していく必要があります。
そこのところで、設計者は、対策を考え、良いものを選んでいかなければならないと思っています。

 

1_フローリングのメリット・デメリット

2 カーペット(&畳)のメリット・デメリット

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床材を考えてみる カーペット(&畳)のメリット・デメリット @ 磯村一司

今週のバトログを担当しますギルド・デザインの磯村です。

今回は、カーペットについてですが、畳についても整理したいと思います。

35年くらい前までは、住宅の床材といえば、畳やカーペットが主流でした。
生活習慣も大きいですが、当時は、家の作りがまだまだ断熱に対応できてなくて、冬のことを考えると暖かい床材が大切だったように思います。

メリット

1、保温性、断熱性
繊維内部にたくさんの空気を含むので、冬期に素足で踏んでもひんやりすることがありません。高気密高断熱で省エネ住宅が増えてきましたが、そんな住まいでも、さらなる省エネに貢献できそうです。

2、クッション性の高さ
ホテルなどで体験すると思いますが、部屋の中で靴を脱いでカーペットの上を歩いた時の心地よさは、ご存知かと思います。
衝撃がなく、足腰に負担がないので疲れにくい床材です。特に畳が基本であった日本人にはそうなのかもしれないと思います。
また、子供や高齢者が転んだ時のことを考えると、安全性の高い素材ということができます。

3、防音性・吸音性
ものを落とした時や歩く音など、下の階へ音を伝えにくいので、2階がリビングで1階が寝室というプランには、向いている床材です。
吸音性も高いので、生活音を吸収してくれます。室内で音が響かず、静かな生活が望めます。

4、デザイン・素材の多様性
天然素材のシルク、羊毛、綿、麻から化学繊維まで、素材にバリエーションがあり、それぞれの素材の特徴を楽しむことができます。かつてのデメリット補う素材や対策も出てきています。
何より、織・色柄の多様性は、住まいのデザイン、部屋の個性の幅を広げてくれます。

5、ホコリの舞い上がりを抑える
デメリットにもなっていますが、ホコリなどが繊維の中に入り込むと掃除しにくいことにもなりますが、掃除をしっかりしていれば、とりのぞけるものであり、普段はホコリの舞い上がりを抑えることになるので、室内の空気をきれいに保つことになります。

6、調湿性、癒し効果
天然素材のカーペットや畳についてのことですが、自然素材である繊維やイグサ、藁には、当然調湿性があります。また、イグサや他の天然繊維には、香りによって精神をリラックスさせる効果があります。

◯ デメリット

1、汚れ、シミがつきにくい
コーヒーなどの液体をこぼすと、シミが取りにくくなります。場合によっては、専門業者に頼まないといけなくなる。

2、ダニやホコリ
前述したように、しっかりと掃除できれば良いのですが、ホコリなどが目立たないだけに、留まりやすくなってしまう。ホコリがたまれば、ダニの温床となりかねない。

3、掃除しにくさ
フローリングと比べると掃除しにくいと思います。少し丁寧に掃除しなくてはなりません。ただ、天然繊維のものは、静電気が起きにくいので、それほどホコリなどが取りにくいとは言えないかもしれません。

4、跡が残る
柔らかい素材だけに、長く家具が置かれていると跡がつきます。部屋の模様替えなどをする時には気になるものです。ただ、良い素材のカーペットは復元力があるので、少し時間がかかりますが、ある程度わからなくなるものです。

 

1_フローリングのメリット・デメリット

3_土間(コンクリート、モルタル、タイル)のメリット・デメリット

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ギルド・デザインのホームページでもカーペットのことをお話ししています。
それについては、こちらからどうぞ


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