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都会の注文住宅の家づくりで味わう陽射しの美しい光と開口窓

都心で家づくりを行う場合、周辺環境に恵まれているケースは稀です。
多くは隣接して住宅が建ち、美しい眺望などはあまり望めません。

これらの環境の中でいかに住まいの中に美しい光を取り入れるか。
一瞬の光でも良いんです。
日常生活にほんの少しで良いから、豊かさをもたらす光。
その光を何度もシミュレーションし、開口(窓)を設けていきます。

頭の中で幾度となく味わった光・・・工事が始まると、少しずつその光も現実のものとなります。

この光によって人が何を感じるのか?
それはその光を経験した人にしかわかりません。
ただ、その光を象徴的に人に知らせることにより、新たな経験、そして感動が生まれます。

この光の仕掛け、他にも多くの仕掛けを空間の中に設け、さまざまな経験と感動を長い年月かけて味わっていただくことが良い住まいのひとつの条件だと思います。

筒井紀博
筒井紀博空間工房

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車カーのためのガレージハウス設計図と注文住宅の間取りと車庫

私にとって、クルマはライフスタイルに欠かせないアイテムといっても過言ではないでしょう。趣味としては他にも色々ありますが、クルマは趣味を超える存在です。

私のクルマに対する想いから、自宅はガレージを併設した住まいとして建てたのがきっかけで、今まで多くのガレージをもつ住まいのお手伝いをしてきました。

住まいとガレージが一体となった住まいを「ガレージハウス」といいますが、この言葉はガレージ(garage)と住まい(house)を一体とした和製造語で日本では欧米のようにガレージを独立させるような敷地に余裕がないために生まれた、日本独自のカテゴリーなのでしょう。

ガレージを望まれるクライアントには、様々なクルマとの付き合い方や夢があり、「コレクションのためのガレージ」、「自らメンテナンスをして旧車を大事にするガレージ」、走らせることが目的のクルマを「めでることができるガレージ」、「レースのためのクルマのガレージ」などなど、その都度ガレージの作り方は変わります。

空間もまるでリビングにクルマを持ち込んだようであったり、隠れ趣味部屋のような作りも考えられ、まさにガレージは格納スペースではなく、書斎やアトリエ、こども部屋と同列の扱いで住まいに組み込まれることになります。

ただ、さまざまな個性をもたせたガレージも、共通することはどれも前面道路に面し、住まいの顔となるエントランスより大きな存在として街並みに主張しています。またエントランスに付随する空間として、さらには趣味空間としての存在を持つがゆえに、決してないがしろにできないスペースでもあります。

クルマ好きなみなさん。クルマへの想いを共有できる建築家と、オンリーワンのガレージを作ってみませんか。

田邉恵一
株)田辺計画工房

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急こう配階段をゆったり登れるように取り換えたバリアダウンリフォーム

相談を受けた時はご夫婦ともまだ現役。2階に寝室と物干し場があり、日々階段を上り下りする生活をされていましたが、階段が急で何度か転げ落ちたことがあるというお話でした。

バリアフリーなリフォームするにあたって、階段はもうすぐすると使えなくなるだろうから1階だけで生活ができるように組み立てることを想定していました。

いや待てよ、階段の危険性を低くすれば、まだしばらくは2階も十分生活できるじゃないか。少なくとも洗濯物を干しには上がるわけだから、危険な階段を何とかしないといけない。

 

たまたま玄関ホールが広く、階段を付け替えても余裕がある建物でした。

踊り場のない直階段から、行ってこいする踊り場のある階段への付け替え。

 

課題は玄関からの見え方でした。

築35年の木造真壁の純和風の家でしたが、階段は蹴込板がないストリップ階段で、玄関から奥への視線の抜けを重要視した造りになっていました。

新しく階段を付け替えて、視線の抜けが無くなってしまっては家の趣が変わってしまう。

 

そこで踊り場を一本足で支えることのできる、鉄骨階段にすることにしました。

これには様々なハードルがありました。

構造計算をし、重い鉄骨をどのように搬入するか施工方法を考えながら分割方法を考えました。

また柱の足元には基礎を打ちます。床にはある程度の穴をあけることになります。

玄関ホールの床板は張り替えなくても大丈夫な板間でしたので、どのように改修するのかを考えました。

ちょうど踊り場の下が玄関を入った正面にもなることから、踊り場下を飾り棚のようにとらえ、階段の一段目を大きく作りました。階段下をあえて見せる場所に。踊り場にはダウンライトを仕込んであり、花や置物が映えるようにしつらえてあります。

階段の段板にはバーチの積層合板を使用しました。強度が高く、厚物をつかうことで段板として十分に使えること、踊り場の鉄骨をくるむように合板を張ることで、木の印象が多い階段になることなどからです。

こうして急な勾配の階段が、ゆったりした勾配の階段に付け替えることができました。

東京都中野区の建築家 コネクト一級建築士事務所 滝川淳

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寒い北側のお風呂バスルームを明るい南側に移動するリフォーム

建築家もリフォームの設計をいたします。

建築家に依頼すると良いであろう、リフォームの悩みごとについてお話しします。

既存の住まいは東西に長く、南側の採光も十分な立地。もとの間取りは南側に8畳間が3部屋、北側に台所と洗面浴室が並べられていました。

依頼のあった時にご主人は70歳。まだ現役で働かれていらっしゃいましたが、近くリタイヤすること、子供たちが独立して間取りが不自由であったことからリフォームを考えておられました。

リタイヤ後は昼間に入浴することも多いだろうから、と浴室を明るい場所への移動を希望されていました。北側のお風呂は入浴前の洗面が寒く、ヒートショックで事故につながる可能性もありました。

提案したのは、ご夫婦二人の生活が快適に送れるように、LDKをひとつながりの大きな部屋とし、家の南東の角、採光と換気が条件のいちばん良い場所にお風呂を移動することでした。隣地側が低くなっており、庭に少し植栽があれば、視線を気にすることなく入浴が可能だったからです。

建築家以外のリフォーム専門会社や、設計が得意でない工務店ではまずこのような発想は難しいと思われます。

給排水の配管ルート、耐震性能を確保しながらの間取り変更などとセットにしながらでないと、このような大胆な提案は難しいからです。

入浴時間を楽しむために、内装を木で仕上げました。ヒノキ貼です。

浴槽の下部だけユニットバスになっている、ハーフユニットバスを利用し、

掃除のしやすさ、防水性能の確保をしながら、自由な壁の仕上げを選択できるハーフユニットバスは利用価値が高い浴室の工法だと思います。

 

ここでは、浴室を含めてオールバリアフリーを目指したので、浴室の入口も引き戸で段差無く入れるように工夫がしてあります。

TOTOなどの大手のハーフユニットバスは出入り口は開き扉しか選択肢がありませんので、日比野化学というFRP浴槽を作っている会社から取り寄せ、浴室側の天井に吊り引き戸が仕込んであります。床に敷いてあるヒノキは、香りを楽しむだけでなく、スノコ状になっていて、脱衣室との段差を無くすために置いてあります。

スノコを外すと、FRPの床が現れ、掃除ができるようになっています。

 

浴室に木を貼ると、腐ったりしないか心配になりますね。

しかしここの場合は、南側に十分な大きさの窓があること、窓と出入り口の引き戸を開け放しておけば、通風は申し分ない環境だからこそ、迷いなく木を貼ることができています。

滝川淳+標由理
コネクト 一級建築士事務所

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~設計事務所ってどんなところ?~@鈴木恵介

建築家との家づくり。。。建築家と会うのと同時に設計事務所も敷居が高そう。。。相談しにいきずらい。。。そんなイメージをもたれてしまうことがあります。そんなことは全然ありません。
そんな設計事務所 空間計画提案室 はどんなところかご紹介したいと思います。

図面作成や事務作業、模型製作作業をしたり、お客さんとの打合せ、業者さんとの打合せ、もちろん所内メンバーでミーティング等を行なう場であったりします。

2003年に空間計画提案室 設立当時は
千葉県八千代市の自宅に始まり、

南青山

お台場

千葉県八千代市

現在の都内港区南麻布と場所を移してきました。

これまでの場所はその場所の仕様に手を加えず、家具のみでレイアウトしながら事務所空間をつくっていましたが、現在の南麻布の事務所はリノベーションをしました。
・・・といっても、とても小さな1ルームスペースなので、大掛かりな工事はしていませんが。

今の場所に引っ越したのはちょうど3年前。
手を加える前はこんな状態でした。

そして、リノベーション完成時はこのようになりました。

設計事務所は扱う建築のパーツの種類が多いのでカタログ等の資料だったり、建築に関わる法規に関する資料だったり、これまでの物件の図面や資料等とにかく書籍、書類の量がとてもたくさんあります。それを収納するスペースを大工さんに作ってもらい、塗装は自分達で行ないました。こんな小さなスペースでも、慣れない塗装作業はとても大変でした。

家具やOA機器が入り、3年経った現在はこんな感じです。

ちょっと散らかっていますが、、、

ちょっとした相談でもお気軽にいらしてください!

鈴木恵介
(株)空間計画提案室

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