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「居間」は「今」 @大川宗治

駄洒落です。でも、ちょっと真面目な話。

居間は家族全員が集まる場所です。家族がそれぞれ別々の生活スタイルを持つことが多い現代の家では、一番重要な部屋かもしれません。
私は集会所のようなイメージで、できるだけ広さも高さも大きく取るように努めて設計しています。

永く家で生活する間には、子供も大人もそれぞれが成長し変化していくでしょう。
そんな中、いつでもこの空間に集まった時には、常にその時「今」を共有し合い、家族の絆を深める空間。
ずっとそこに居ても心地良いような空間を目指してデザインします。

「居間」で「今」を、家族や仲間と共有しながら過ごす人生は楽しいものに違いありません。.

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玄関の風景 @大川宗治

日本の一般的な家の場合、玄関は靴を脱ぐ所という大きな役割があるので、最小限のスペースで靴が脱げて下駄箱があれば、とりあえずの用は足りるのかもしれません。

特に都会で土地の広さが限られている場合には、居間などの広さの方が優先され、玄関スペースのウエイトは小さくなりがちです。

しかし私の場合、玄関はなるべく大きめに作ることにしています。それは、玄関は外の世界から内の世界への緩衝地帯という風に考えているからです。

この緩衝地帯を通り抜け、気持ちのスイッチを徐々に切り替えながら居間に入って家族と顔を合せるというプロセスが、外の世界のしがらみを家に持ち込まないで済むような、安定感を生む気がします。

できれば花や絵を飾るスペースがあったりすると、より気持ちの切り替え効果が高いと思います。
「おもてなし」の気持ちを表現できる豊かな家に住むことは、幸せなことでしょう。

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家の顔について @大川宗治

今週は大川宗治がブログの担当をします。
テーマを決めず、思いついたことを書いていきたいと思います。
気軽に楽しんでいただけたら幸いです。

最近思うのは、家にも人と同じように顔があるということです。
私は、家の外観のデザインを決めるときに、家族が家に帰ってきた時に見る目線というのを意識して決めています。「ああ帰ってきたな」と家を見上げた時に、いつも目にする家の顔が、その家族の生活に影響するような気がするからです。それゆえに、整っていて安心できるような外観を作るように心がけています。

近隣にとってもその家族の顔になる訳ですから、その建て主の家族をイメージして決めたりもします。
例えば、ある人を思い浮かべた時に、「あそこに住んでる○○さん」といったように、家の姿が一緒に浮かぶことがありませんか?ですから、家の顔は、家の中身と同様に結構大事なことなのではないかと思うのです。
まさに家は人そのものではないでしょうか。その人・その家族にとっていわば一心同体、唯一無二の家に住みながら人生を送ることは、とても素敵なことだと思います。

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31人展でスタートした住宅シリーズ「駐車場のないの家」

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先週末、オープンハウスを行った大田区の木造2階建て住宅。雛壇状の丘陵地の中腹にある敷地。南側の既存擁壁から受ける規制や密集地におけるプライバシーの問題に対し、キャンティで張り出す断面構成や住宅の中心に設けた“外吹抜”へ内部空間を開いていく開放性を提案した木造2階建住宅。


31人展でスタートした住宅シリーズ【解放壁の家】

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港区の木造3階建て住宅。敷地は隣家が接近して建つ密集住宅地。構造壁であり、同時に防火上有効な塀の役割を担った解放壁を隣地境界に沿って計画した。部屋と解放壁の間には屋根が無く外部吹抜けとなっており、建築面積に参入されない。この外部吹抜けを視覚的に内部と一体的に感じられるよう計画した住宅。