美意識2@河辺近

美意識2

茶人 千利休の基本的な美はストイックであると同時にアイロニカル(屈折した)な思想でもある。その思想は、建築においては京都の山崎にある国宝「待庵」に見られる。花においても「床の間には四君子(梅、蘭、竹、菊)は生けない」とし、華やかで君子的な花は生けないというのである。また利休の師である武野紹鷗は、藤原定家の和歌「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋(とまや)の秋の夕ぐれ」を読んで、茶の心とはこの心だとした。また、能において世阿弥(ぜあみ)は「花はしおれたるがよし」とし、美しい花が少ししおれかけたところがもののあわれを感じさせてよい、としている。池坊専応(せんおう)は、「花を生けずして花を生けよ」と言っている。これは美しい花に頼って花を生けるのではなく、花を切り落とした枝と葉だけでも己の美学(創造力)で美しい花を生けよ、と言うのである。
これらのことは、茶や花・能・和歌・俳句等における美も、茶室「待庵」における建築としての美も、ストイックで創造性に富んだ同じ思想であることを表している。

続く

河辺 近
ken-ken 有)一級建築士事務所

 

建築家31会では、お客様の家づくりのお手伝いをさせていただいています。

設計事務所というと、

・どこにいるかわからない
・誰を選んで良いかわからない
・とんでもないことをされてしまうのではと心配

そこで、私達の特徴として、31人(組) 経験実績、得意分野、地域が異なる建築家が集まっているので、

・お客様が建築家を選べられる
・お客様に相応しい建築家を推薦出来る

と、安心して建築家を選んで頂けるようになっています。

どうぞ下の相談フォームへのボタンから、お客様のご相談を建築家31会にお送り下さい。お客様の予算やスピードに合わせて建築家を選んでいただき、希望の家づくりをお手伝いさせていただきます。

河辺近  ばとろぐ記事

建築家の実例説明トークショー
・二世帯住宅集まって住む家の設計事例 建築家説明トークショー
・都市東京に賢く家を建てて住む 建築家説明トークショー
・失敗しない住宅リフォームリノベーション 建築家説明トークショー

カテゴリー: 建築家ブログ”ばとろぐ” パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です