気になる素材 @滝川淳
ドキドキ、ワクワクしながら選ぶ素材の一つにタイルがあります。
色や形、並べた時の表情など、他の素材にはない楽しさがある素材です。
例えば白いタイルといっても、さまざま。
タイル選びをする時には、どうしても事務所にサンプルが箱いっぱいになってしまうもの。
クライアントと一緒になってタイルのショールームに行って選ぶこともありますね。
今回紹介するのは、丸いタイル。
丸い形状のタイルは、小さな30ミリくらいのものだと古い木造の家の
水廻りなどに使われていましたが、最近ではあまり見かけなくなりました。
今回のものはそれよりはずいぶん大きい、180ミリくらいあるもの。
しかも大・中・小の3種類の大きさをランダムに貼りつける、という施工者泣かせな素材です。
通常のタイルは30センチ角のシートに、
目地の部分の隙間があらかじめ開けられて貼り付けてあるので
シートごとの間隔さえ調整すれば、均一に貼ることができます。
しかしこの丸いレンガタイルは1枚、1枚、
モルタル面に押しつけながら職人さんが貼っていきます。
「こんなタイル貼ったことない!」
という悲鳴のようなよろこび?の声を何度聞いたことか。
おかげで、見たことのない面白い外観の建物ができました。
− 最新イベント情報 −
オープンハウス(完成見学会)回遊動線のあるつくばの家 3/20(祝) @石井正博+近藤民子
この度、設計事務所アーキプレイスで設計監理しました『回遊動線のあるつくばの家』(木造2階建)が竣工間近となり、建て主様のご厚意によりオープンハウスを開催させていただくことになりました。 つくば市の新旧入り交じる住宅街に建つ、3人家族のための住宅です。 リモートワークが広まり家で過ごす時間が長くなる中、ご夫婦それぞれの仕事場でもある住まいには、より快適に暮らしていけるよう、ゴロンとできる和室、本棚のあるヌック、子供と遊べる南の庭などの場所をちりばめています。 オープンハウス(完成見学会)...