「趣味がかたちづくる家」@泉谷吉信

人生を楽しむ上で趣味はあった方が良いですよね。多分皆さんには大なり小なり趣味があると思います。「私は無趣味ですから。。。」という方も中にはいらっしゃると思いますが、その趣味で家がかたちづくられたら。。。楽しい空間になり、日々の生活も楽しいものになると思います。

私は海辺に生まれ育ったので自然と海での遊びは趣味となりました。サーフィン、アウトリガーカヌーなどです。クライアントさんの多くもサーフィンをしてる方が多く、趣味が家をかたちづくっていきます。

海から帰ってくると、まず外のシャワーでサーフボードの砂を落とし、体の砂も落とす。それからバスルームへ外から直接入り、シャワーを浴びる。サーフボードは軒のあるデッキで乾かし、サーフボードラックへ掛けて、ディスプレーし、眺められるようにする。

ここでの外シャワーは砂と塩を洗い流し、バスルームの配水管に砂を詰まらせない機能があります。外から直接入れるバスルームまたは外からサニタリーを経由してバスルームまでが土間続きになっていれば水に濡れても問題なく、機能的であり動線がよいですよね。 軒のあるデッキは直射日光を避け、サーフボード、ウエットスーツの劣化を防ぐ機能があります。軒天にラックを設けてディスプレーしても雰囲気の良い空間にもなりますし海へ行くときは機能的ですよね。室内の梁にボードを掛けたり壁面にラックをつくりディスプレーしてもいつも眺めていられるし、それがひとつのアートとして空間をより良いものにしてくれると思います。

車やバイクが趣味の人はガレージを中心に考え、いつも車やバイクが眺められる様ガラス張りにすることが多いです。工具を壁に飾ったり、関連書籍の棚をつくったり、2階の書斎からガレージを眺められ、床のハッチを開ければタラップでガレージへ行けたり。それだけでも楽しい空間ですよね。

料理が趣味の人はキッチンを広くして料理教室ができるようにしたり、調理器具をディスプレーできる収納をつくったり。

洋服が趣味の人は広く機能的なウォークインクローゼットをつくり、帽子、服、靴、鞄がディスプレーできる収納をつくったり。

生活に欠かせない衣食も趣味が加わることにより、ただの収納するということが見せることにより空間に彩りを与え、雰囲気の良い空間になります。しかも趣味でもあるのでその空間にいることにも喜びがあります。

皆さんも是非、家をつくられるときには、お気に入りの建築家と趣味の話をして空間に盛り込んでくださいね。