狭小住宅において心地よい住まいを作るポイント @内田雄介設計室

今週のリレーブログを担当します、内田雄介設計室の内田です。 今回は[狭小住宅において心地よい住まいを作るポイント]を事例を交えながらいくつかご紹介をさせていただきたいと思います。 ①外部と内部を繋げる こちらの住宅では外部空間としてルーフバルコニーを設けました。そのルーフバルコニーへと視線が抜けるように、リビングには大きな開口部を設けています。その事で、内部と外が一体となり外への広がりや開放感を感じる事ができます。 ②共有スペースは最小限にまとめる また狭小住宅では極力廊下などの共有スペースは最小のスペースにして、リビングなどを広くするように計画する事が大切になります。 こちらの住宅では廊下は設けずに、階段を中心に各部屋を直接繋げるように計画しています。 ③光と風を取り込む 住宅密集地などで日当たりを確保する事が困難な場合には天窓を取り入れると効果的です。 壁面の窓より3倍の採光が望める言われている天窓は、通風を確保できるというメリットもあります。 暖かい空気は下から上へ流れていくので天窓を開放すれば、こもった空気が上昇し外部へ排出され 部屋の中に自然な空気の流れが生まれます。 ④仕切りを減らす 仕切りを減らす事で、光と風が回るだけでな各々の空間の広がり、抜け感を感じさせる効果があります。また家族の気配を感じる住まいにもなります。 上の写真はキッチンの写真になります。スキップフロアでつながる1階部分と2階部部分へ視線が抜ける事で面積以上の広がりを感じる事ができます。 ⑤空間に馴染むオーダーキッチン 小さな家ではキッチンの大きさが十分に確保できないことがあります。ただ広ければ使いやすいかと言えば、そうとも言えません。 たとえスペースが限られていても本当に必要な道具をきちんと収納できるつくりになっていることが重要です。 また小スペースではダイニングテーブルと素材をあわせるなど、空間に馴染ませることが大切となります。 そのように小さくても十分機能的につくる事ができるオーダーキッチンがお勧めです。 狭小住宅=狭くて住みづらいと考えている方も多くいらっしゃるかと思いますが、今回紹介させていただくポイントを実践する事で狭小住宅でも快適に住めるのではないかと考えております。特に都市部では大きな土地を購入することは、資金面でも大変なので小さな土地でも工夫次第で快適に住める事を知って頂く事で土地探しにも選択肢が広がっていくのでないでしょうか。 内田雄介設計室 内田雄介

著者情報

内田 雄介内田 雄介

内田 雄介 うちだ ゆうすけ

内田雄介設計室
一級建築士事務所

光と風を感じられる心地の良い空間が好きです。素材感を感じられ年を重ねるごとに愛着の持てる住まい作りを大切にしています。新しい家でどのような暮らしをしたいのか、お客様との対話を大切にし提案をいたします。

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