外との繋がりを高める手法2 @内田雄介

今週のリレーブログを担当します、内田雄介設計室の内田です。

今回は前回に続き、外との繋がりを高める手法を事例を交えご紹介させて頂きます。

こちらの高窓は、住宅用のアルミサッシになりますが枠の存在を消えるように工夫して納めています。

これにより外へと視線が抜け、内と外が一体となるような連続性が生まれます。

特に北側は一日を通して光が安定しているため、外の景色を綺麗に切り取ることができます。

またこちらの窓は階段室のハイサイドに取り付けました。他の開口部とあえて取り付け高さに変化を

持たせることで、室内から多様な風景を楽しむことができます。

階段下から見上げれば視線は空へと抜けることで解放感と外との繋がりを感じることができます。

続きまして、こちらの開口部は、既製品のアルミサッシと造作のFIX窓を組み合わせたコーナー窓です。

周辺は緑豊かな環境でしたので、風景を切り取るような納まりとしています。

そのことで、内にいながらにして外との繋がりや連続性を感じる事ができる、心地よい居場所が

生まれました。

最後は、桜並木を望む小さな和室の事例です。

室内の明るさを抑えることで、逆に景色がより鮮明に浮かび上がります。

その事で、視覚的に外部への意識が高まる手法です。

軒の深いかつての日本家屋や寺院建築などでは外部の美しい庭園や自然を強く感じる事ができます。

それはまさにこの効果による所でしょう。

また必要以上に大きな窓とはせず、こちらの事例のように風景の中から見せたい景色を切るとるように

開口部を絞るのも一つの手法として良いのではないでしょうか。

このように、窓ひとつで空間の印象は大きく変わってきます。ぜひ一度窓についてゆっくり思いを

巡らせてみてはいかがでしょうか。

著者情報

内田 雄介内田 雄介

内田 雄介 うちだ ゆうすけ

内田雄介設計室
一級建築士事務所

光と風を感じられる心地の良い空間が好きです。素材感を感じられ年を重ねるごとに愛着の持てる住まい作りを大切にしています。新しい家でどのような暮らしをしたいのか、お客様との対話を大切にし提案をいたします。

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