図書館のある家 ｜ 古川 達也

大らかな河川敷に面する自然豊かな環境。約９６００冊の書籍を所有するご夫妻の住まいとして、将来の移住を視野に入れたセカンドハウスです。建物半分は住宅、もう半分は私設図書館で互いに連続。書架空間は広いデッキテラスで地域に開かれ、気軽に来客をお迎え出来る空間になりました。本件は、３１会第６回展示会にお越し頂き、ご相談頂いたお客様の住まい。はじめは本の倉庫を建て、時々会いに行くお考えでした。折角行って滞在するとなれば、トイレやお風呂も欲しい。単なる倉庫でなくセカンドハウスとして建て、将来の移住、行く行くは娘さん家族に譲ってもいいというお考えから、間取りが変えられるフレキシブルな空間づくりになりました。