所在地 | 構造規模 |
東京都千代田区 | マンション住戸内の一部 |
竣工年 | 延べ床面積 |
2015年1月 | 68㎡ |
マンション購入のタイミングで、茶道を教えることのできる茶室を作りたいというご相談から始まった計画です。
個人で茶を楽しむだけでなく、お弟子さんにお稽古をつけるための茶室ということで、お稽古が一通り学べるような基本的な要素をまとめた茶室としています。
木目の通った秋田杉を造作材の基本にして、柱は北山磨き、床柱には天然絞り丸太、鴨居の面中納め、天井は杉中杢羽重竿縁天井、火頭口の左官塗り回し、欄間の源氏香紋崩しの透かし、障子の千鳥張りなどの職人仕事で、丁寧で上質な席となるように仕上げています。空調にも気を使い、廻縁と天井板とのスリットに吹出・換気を設けています。
茶事でおもてなしをする動線、お稽古での流れ、水屋位置など、マンションの部分リフォームですので、なかなか難しい調整が必要でした。
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