建築家の事例

東砂のレトハウス｜七島幸之 + 佐野友美

屋久島から引越してきた、お施主さんとラブラドールレトリバー。

面積13坪の敷地に建つ、建坪8坪の木造3階建て。

一般的にワンちゃんにとっては平屋が理想的なのですが、そうもいかない設計条件。

フロアを積層する空間構成にはなりますが、

ワンちゃんにとっても上下移動がストレスにならない、滑らかに連続する空間を目指しました。

結果的に採用したのは、犬が上り下りする際に自然と目的の場所（踊り場）が目に入る、スキップフロア。

たまに遊びに行くと、ナンシー（ワンちゃん）が、上の階から大急ぎで1階玄関まで迎えに来てくれます。

散歩から帰って来たときのシャワー、

庭はつくれないけど少しでも家の中と外を走り回れるようなテラス、

犬が涼めるタイル貼エリア、犬用洗濯機、

犬がいたずらできないような家具や棚の設置、

お風呂で体を洗ったあと一時的に避難させる浴室とひと続きのバルコニー、

ドッグランとしての屋上テラス、、、

愛犬を第一に考えた様々な設えを備えた、レトハウスです。

photo：URBAN ARTS / Shinsuke Kera

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