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新築なのに懐かしいフラットハウスの作り方 | 幸田 真一

外観ファサード
所在地 構造規模
神奈川県 木造平屋建て
竣工年 延べ床面積
2018年

築40年の旧家屋の建材をリユースする試み

逗子の山を背後に抱える500平米の敷地に建つ平屋の住宅です。敷地に誇らしげに佇んでいた築40年の旧家屋が確かに刻んできた時の流れ。圧倒的な存在感を持つ床材や木製サッシなどの建材をリユースするために丁寧に生け捕りし一時保管しておきました。一方で、建物の骨格は耐震性や断熱性など最新の仕様を取り入れながら設計しています。新築とリユース、二つの要素が建物として一つになった空間は、安全・快適でありながら、どことなく懐かしい家の空気となりました。リビングの下げ床を中心とした家族の程よい距離感を大切にした間取り、背後の山の迫力に負けない力強いフレームの外観は穏やかな土地の雰囲気ととてもマッチしています。

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