建築家の日常-04

いち建築家が日常のなかで気になっていること、興味あること、そうでもないことを綴っていきます。

妻が青森県出身なのでよく帰省するのですが、今年の夏休みは東日本大震災で大きな被害を受けた東北の海岸線の一般道を通って、復興の様子を見学しながら北上することにしました。

まずは福島県の福島第二原発周辺。いまだに放射線量が高くて立ち入れない地域があります。

その境界に、かつて主要だったであろう県道があるのですが、人も車もたまにしか通らない。津波の被害を受けていないので建物は残っているけど、ガソリンスタンドも大手飲食チェーン店も軒並み休業状態。極端に人気のない違和感と不気味さを感じます。

その中でも、お客さんが一人も来なかったケーズデンキをご存じだろうか。

2011年3月12日オープン予定だったケーズデンキ。その前日に震災が発生したので、一度も使われることは無かったのです。

新築のまま残っているので建物はきれいだけど、駐車場は封鎖され、誰もいない。。。廃墟ともいいがたく、建物が主を待っているようでした。

さまざまな問題があるでしょうけど、うまく利活用しようとする動きはあるのかな。そんな有志団体がいたら応援したいです。

下の写真は震災直後の様子。

著者情報

上原 和上原 和

上原 和 うえはらかず

株式会社 上原和建築研究所

建築をつくるという行為は、出産などと同じように、とても幸せな出来事です。 同時に、一生に一度あるかないかの大事業でもあります。 この機会にお手伝いできることに感謝しながら、共に唯一無二の建築をつくりあげていければ幸いです。

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