建築家はどうやって建築を考えているのでしょうか?@北島俊嗣

建築家はどうやって建築を考えているのでしょうか?今日はその方法の一部をご紹介します。

建築家が建築を考える時、それは人様々ですが、とにもかくにも考えていることを何れかの方法で見えるようにします。はじめの段階では、手描きで紙に描くか、パソコンのCADソフトを使う方もおられるでしょう。すこし時間が経つと紙や発泡スチロールの模型を作りながら考えもします。(以前勤めていた事務所は、全て模型で考えてました)最近ではパソコンソフトの性能があがり、パソコンで立体図を描く所謂CGパースを利用する機会が増えてきました。

検討している内容をお客様にお見せして説明を行ない、お客様と建物をどうするかご相談を進めるのですが、その際大事なのは、できる限りお客様に検討した沢山のことを理解していただくことです。それが容易に出来るのがCGパースです。建物の外観も、内部の様子も、実際の完成に近い状態で説明が出来るので、お客様の理解も早く、また本物ができた時に「こんなはずではなかった」ということがありません。逆に本物に近い絵を見ておられるので、本物を見た時の感動がなかったというお話しもいただきます。

また模型を同時に幾つも作るのはとても難しいですが、CGパースは、同時に何種類も異なる色の変化をつけて比較検討することが可能です。

写真は左がパース、右が完成写真です。

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北島俊嗣
北島建築設計事務所

著者情報

北島 俊嗣北島 俊嗣

北島 俊嗣 きたじま としつぐ

株式会社北島建築設計事務所

お客様の貴重な財産である土地や建物を第一に守り、 より美しくデザイン性の高い豊かな建築環境を実現しています。

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