建築家はどうやって建築を考えているのでしょうか?@北島俊嗣
建築家はどうやって建築を考えているのでしょうか?今日はその方法の一部をご紹介します。
建築家が建築を考える時、それは人様々ですが、とにもかくにも考えていることを何れかの方法で見えるようにします。はじめの段階では、手描きで紙に描くか、パソコンのCADソフトを使う方もおられるでしょう。すこし時間が経つと紙や発泡スチロールの模型を作りながら考えもします。(以前勤めていた事務所は、全て模型で考えてました)最近ではパソコンソフトの性能があがり、パソコンで立体図を描く所謂CGパースを利用する機会が増えてきました。
検討している内容をお客様にお見せして説明を行ない、お客様と建物をどうするかご相談を進めるのですが、その際大事なのは、できる限りお客様に検討した沢山のことを理解していただくことです。それが容易に出来るのがCGパースです。建物の外観も、内部の様子も、実際の完成に近い状態で説明が出来るので、お客様の理解も早く、また本物ができた時に「こんなはずではなかった」ということがありません。逆に本物に近い絵を見ておられるので、本物を見た時の感動がなかったというお話しもいただきます。
また模型を同時に幾つも作るのはとても難しいですが、CGパースは、同時に何種類も異なる色の変化をつけて比較検討することが可能です。
写真は左がパース、右が完成写真です。
− 最新イベント情報 −
オープンハウス(完成見学会)大きな窓の緑道沿いの家 3/8(土) @石井正博+近藤民子
この度、設計事務所アーキプレイスで設計監理しました『大きな窓の緑道沿いの家』(木造2階建、神奈川県相模原市)が竣工間近となり、建て主様のご厚意によりオープンハウスを開催させていただくことになりました。 南側の緑道に面した旗竿変形敷地に建つ木造2階建ては、お隣の母屋と呼応するデザイン(チューダー様式)で踏襲されています。2階リビングの緑道に大きく開いた木製窓と傾斜屋根の垂木現しの天井が特徴の住まいです。 日時 :2025年3月8日(土) 10:00~17:00 場所 :神...