相続した土地活用賃貸ビル建替え―新橋オフィス事務所建物
相続した土地を活用して賃貸ビルを建てる
2014年3月に開催された 建築家31会の模型展相談会に、東京新橋の土地についてのご相続があるお客様がご来場されました。
お客様ははじめ「住宅の模型ばかり展示されている会場で、商業密集地での賃貸ビルの相談は出来ますか?」とか「建物の設計は出来るけど、既存建物の解体や銀行融資などの事業全体の相談は出来ますか?」というご質問をされました。ご不安があった様です。
建築家の役割
私からお客様への答えは、建築家は、
・住宅の設計だけではなく、その他の全ての種類の建物の設計ができること
・設計だけではなく、賃貸事業の収支計画の立案が行えること
・既存建物の解体から、完成引渡しまで、一貫してサポート出来ること
をお伝えしました。
結果として、建築家(設計事務所)の役割をご理解いただいて、賃貸テナントビル建替えの事業は始まりました。
お客様の理解
お客様がご安心していただいた点は、
・既存建物がある時点から、完成して賃貸を開始するまでの事業の筋道を一人でしっかりと立ててもらえること
・全ての決定事項はお客様が納得するまで検討し、その選択肢を必ず複数ご用意出来ることで、何やら判らないうちに進むことが無いこと
だった点だそうです。
もちろん建築家が全ての内容を自分で編み出せる訳ではありません。それぞれの専門家に、それぞれ相談しながら確認を得て内容を揃えて行きます。ただ、全体の流れとどんな専門家に相談すれば良いかは、我々建築家が一番明るいと思われます。
そしてお客様は、建築家が建物の設計以外のことも出来ることも知らなかったし、他のどの職種に相談したら良いかも皆目検討が付かなかったときに、良いご縁をいただけたことを非常に喜んでいただきました。
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