高級和風寿司飲食店舗和風モダン内装インテリア設計
東京都文京区白山上に和風寿司飲食店舗の内装設計をさせていただきました。
三角形の内装設計
既存の借地敷地に複数の店舗建物が建っていて、それらを統合して高層マンションを建て、その地上路面部に既存店舗が分譲で再開店することになりました。既存の面積と同等の面積が充てられたのですが、計上が四角形でなく三角形でした。店舗計画として非常に設計が困難な変形店舗でした。三角形は客席でも通路でも収納でも使いづらいが部分が生じてしまうのですが、そこを厨房動線部分にしてクリアしました。
和風モダンデザイン
飲食店としては日本食 鮨店なので、和風モダンの意匠としました。
板前に主人ひとりが立ち、その包丁さばきが舞台で演ずるがごとく客席カウンターで囲み、背景を置き、下がり天井で引き立つようにしました。仕込み厨房につながる開口は、茶室の勝手口のような円弧にしています。
カウンターは食材ガラス冷蔵ケースがないかたちとなっていて、主人板前さばきが覗き込むことなく見ることが出来ます。カウンターの板材は、既存店で使われていた白木の無垢材を継続利用しています。
店内が見れるスリット窓
鮨店というと、店舗内が見れず敷居が高い印象を持たれがちなので、外壁には内部客席の雰囲気が見れるようにスリット窓を設けて、気軽に入店出来るようにしています。外からは中の雰囲気を見れるようにしながらも、客席カウンターに座るお客様の視線とは合わない高さの位置の窓になっています。
→ 関連解説記事「敷居低く居心地良い寿司飲食店舗外装デザイン」
客席の椅子やテーブルも、予算を抑えて和モダンのインテリアに合うシンプルな家具を選びました。
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「江戸Styleの家」オープンハウスを11月30日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約19年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...