マンションリフォームでアレルギー反応材料をサンプル実体験で判定

文京区の閑静な住宅街の中に建つマンションの一室を所有されているご家族が、購入から時間が経ち、ご家族の構成も変わられて、各部屋も空室になったところもあって、半スケルトンリフォームをお考えの時に、「建築家31会」の展示相談会にお越しいただいて、ご相談が始まりました。

ご家族には内装工事で使用される材料などに含まれる化学薬品などに反応されるアレルギー体質の方がおられました。

内装の改修設計図がまとめられて、いくつかの工務店様に改修工事金額の見積りを依頼するときに、工事の着手前に、ご家族がアレルギー反応を起こしてしまう材料の絞り込みを行なって、工事が完成してアレルギー反応が無いように工事を進める必要があることを説明させていただきました。

工事着手前に実物で試験

工事金額のお見積りを比較して、工務店様を選ばれた後 工事契約が結ばれて、実際に工事着手する前に、工務店様にご協力いただいて、

  • 使用する材料
  • 使用する接着剤
  • 使用する塗料

を少量ずつ集めていただき、ご家族に実際に材料に触れていただいて、反応がある材料を特定していただきました。

反応があったのは接着剤

ご家族に触れていただくと、体調を崩してしまいそうなものが見つかりました。

それは設備のビニール製の配管を連結するときに使用する接着剤でした。すぐに代替え接着剤を用意していただき、お身体に支障がないか確かめていただきました。

内装工事を進めてもお身体に反応が出ることはなく、ご家族様にも、工事者様にもご安心いただけました。

工場組立てメーカー品 と 電化製品

工事も終盤に差し掛かったときに、製品工場で組み立てられたメーカー製品が設置された際、ご家族の身体に反応することがわかりました。されに販売されている家庭用電化製品が届いた際も、身体に反応されました。

対処方法

各製品とは、システムキッチンと冷蔵庫で、両方ともに反応する材料を取り除いたり、製品ごと取り替えることはできなかったので、含まれている材料が製品から抜け出す方法を取ることになりました。

冷蔵庫は、電源を入れないで、扉を開け放して、扇風機で風を送り、脱臭剤や炭を散布して、換気排気を行いました。多少の時間は掛かりましたが、徐々に反応が無くなり、近寄ってもお身体に反応が無いまでに除去することができました。

システムキッチンは、実物をショウルームで触れた際は、組立てたときから日時が過ぎていて、問題となる剤も揮発されていて問題がないと思われたのですが、工場で組み立てられた製品には問題があることがわかり、十分に剤が揮発する枯らし期間を工場などで確保することが必要であるとわかりました。

北島建築設計事務所 / 北島俊嗣

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