内科医院併用住宅の建物外観ファサードデザイン@大磯

湘南の大磯で内科診療を続けている「脇内科医院」様から、医院建物の一部を建て替えたいご相談をいただきました。

建替え計画順序と間取りプランが定まりつつあるころに、建物の外観=ファサードデザインの検討も始められました。

建物外観ファサードデザイン

建物は総2階 (1階の上に同じ形の2階が重なった建物) の形になりました。両隣りの建物(平屋の医院と2階建ての住宅) と比べると建替え建物はとても大きな容量の建物になりました。

そこで、周囲建物と調和する建物に見えるように (建物を小さく見えるように) 外観デザインが工夫が必要になりました。

建物外観を小さく見せる工夫

容量が大きい建物を少しでも小さく見せたい場合、外壁面を広くしないで、区切って分けて見せて、細分化することが方法の一つです。外壁面を分けるのは、1階と2階の上下で分けたり、各面の材料を変えたりして、外壁面の長大さを無くすことです。

 ▶︎▶︎ 関連解説記事「内科医院併用住宅の建物外観色調デザイン設計」

般患者様出入口に格子扉を設置する

一般患者様出入口は、外壁面を区分けした外壁面のひとつです。診療中と休診中を示すために縦格子付きの大型引戸を設置しました。

金属の縦格子の下部が患者様用出入口で、クリニックが休診中は格子戸が閉まっていて、診療時間になると格子戸は開けられてアプローチスロープが開放されます。

  ▶︎▶︎ 医院クリニック建替え「脇内科クリニック」写真一覧

著者情報

北島 俊嗣北島 俊嗣

北島 俊嗣 きたじま としつぐ

株式会社北島建築設計事務所

お客様の貴重な財産である土地や建物を第一に守り、 より美しくデザイン性の高い豊かな建築環境を実現しています。

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