2022年7月4日 / 最終更新日 : 2022年7月9日 北島 俊嗣 造作

メンタルクリニック心療内科受付カウンター高さ寸法設計図

発達障害治療を専門にされている心療内科医院様の内装設計工事で、玄関を入ったところにある受付カウンターは、沢山のご希望と条件が反映されて形や寸法が設計されました。

受付カウンターの利用方法

こちらのクリニックでは、玄関を入ると診療部門（心療内科）と、ショートケア部門に分かれます。２つの部門を案内して分ける場所として受付カウンターが設置されました。

受付カウンター自体は、

  • 部門のご案内
  • 診療の受付
  • 会計事務
  • 次回来院のご予約

の応対をする場所の役割りがあります。

患者様が行き来する動線に面して、どちらからでも応対ができるように、Uの字型のカウンターになりました。

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カウンター内には常に２人の方が対応する想定がされました。

カウンターの形と高さ寸法

患者さん側から見たカウンターの形は、A4の紙を縦型にして書けるカウンター板＝奥行き30センチがあります。カウンター板の高さを床から1.1メートルにしました。この高さは、患者さんが書類にペンで書ける高さで、お金やカードの受け渡しができて、患者さんがカウンターの内側を覗き込めない寸法です。

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机の高さ・引出し

カウンター内側の机の高さは、椅子に座って事務作業をしながら 患者さんと応対するために70センチとしました。机下には引き出しを設けました。机の奥行きは40センチでパソコン（デスクトップのモニターかノートブック）が置ける寸法です。

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カウンター内の出入り

カウンター内部への出入りは、カウンター端部から出入りできるようにされました。出入部はカウンター板と カウンター下の側板があり、カウンター板を上げて、側板はスイング扉で出入りできる様になっています。

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カウンターの材料

カウンター板の材料は汚れにくく傷がつきにくいメラミン化粧板が貼られました。メラミン化粧板は表面の色彩や素材の種類が豊富で、特に木材については選べる材料が多いので利用しやすい材料と言えます。

床から立ち上がる側板には周囲の壁面が連続して受付カウンターになっているように見えるように、壁面に貼られた壁クロス材が貼られました。

ウイルス飛沫感染防止スクリーン

カウンター上部の対面する部分は当初開放される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、飛沫感染防止スクリーンを設けたいとご希望をいただきました。

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物品の受け渡し部分と、天井の下部分は開放して、飛沫が直接飛び交う部分をスクリーンで覆うことにしました。透明なスクリーンはアクリル板です。

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著者情報

北島 俊嗣北島 俊嗣

北島 俊嗣　きたじま　としつぐ

株式会社北島建築設計事務所

お客様の貴重な財産である土地や建物を第一に守り、 より美しくデザイン性の高い豊かな建築環境を実現しています。

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造作、医院、新型コロナ感染症対策

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