好きな色を効果的に使って気分のあがるキッチンに @滝川淳+標由理
奥様が主体で作業をされるキッチンです。
好きなグリーンのクロスで壁、天井を仕上げて、グリーンに合うように家具の色を決めました。
好きな色は家族それぞれで異なるもの。好みの色を家づくりに活かしたい場合は早めに建築家に伝えておくことが良い結果を生みます。家族の合意のもとに大胆に使うのか、かわいらしくピンポイントで使うのかを考え、建築家が提案してくれるでしょう。
家具はシナ合板にオスモカラー染色、つや消しのウレタンクリア。
LIXILの既製品をメインの側に使用し、
ダイニング側は造作家具で腰壁収納を作ることで、
キッチンカウンター上に並んでしまう洗剤、お皿といった
雑然としたものを隠すことができます。
カウンター長さは2.7m。
バックカウンターも同じ長さがあるので、作業上も収納上もまず困ることはないでしょう。
吊り戸棚はメインのカウンター側はダイニングとのつながりを重視して設けず、
バック側に女性でも開けやすい高さまで下げた造作家具の吊り戸棚を設けています。
これだけの収納量があれば、四人家族でもまず問題ないはずですが、
こちらの家庭ではウォータータンクを利用しており、
そのストック置き場も兼ねて、写真の反対側にはパントリーを半畳ほど設けてあります。
グリーンを使うところはキッチンに限定する予定でしたが、黒板塗装の壁も欲しい、とご要望があり、リビングの一部にも伸びてきています。
グリーンのキッチンはロシアンバーチの板を貼ったL型の壁で仕切ることで、リビングから見ると舞台のようにも見える効果が生まれました。
日常のルーティンの場所がこんな風に少し気分のあがる場所になっていると楽しくありませんか。
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2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...