設計図面だけでなく立体模型を使って建築家は家づくりを検討説明します

設計時に製作しているイメージ模型。プロジェクトの性格に合わせ、部分や全体など、様々な大きさや密度で製作しています。

例えば、新築住宅計画『クラフトマンの家』は、木の魅力を活かしたモノづくり、コトづくりに取り組む職人さんの住まいです。

衣食住に事足りる住空間をはるかに超え、様々な来客を招いて楽しむための構想を練るため、アイディアを止めないシンプルな模型を製作しています。

おちいりがちな事ですが、詳細な模型を作った時点で、新たなアイディアがあっても、関係者皆が計画に口を出しにくくなる弊害や、詳細な部分にとらわれ過ぎ全体のバランスに欠けた計画になる場合があります。

単純に詳細な模型を作れば良い、ということはなく、設計の進行や性格に合う模型であることが大事です。

本件では、計画の過程でイメージを固定化してしまう詳細な模型とせず、新たなイメージを喚起し易すくするため、あえて表現をおさえた白いシンプルな模型が活躍しました。

つまり、シンプルな模型を常に打合せの中心にすえつつお題とすることで、施主・設計・技術協力の皆さまが、ざっくばらんにディスカッションし易い模型表現であると言えます。

設計の真只中、薪ストーブを扱うDLD中村さんとの打合せ場面。この模型をみながら煙突の構造や見え方のニュアンスなど、風情を含めた検討を詳しく相談出来ました。既に実施設計及び建築確認申請が終了し、着工の準備に入っています。

<2017年夏竣工予定>


◆道路側からみた正面。高低差のある敷地に1階が
半地下のようにおさまる。来訪者は2階の居住空間
へ外から直接アプローチします。



◆建設時の排土を外構の盛り土に有効活用。スケッチの
ように、アプローチを兼ねたフロントガーデンとして
本体竣工後に、じっくり計画&施工予定です。


◆DLD中村さんと、模型を使いながら薪ストーブの位置
や煙突の計画などを進めました。@古川都市建築計画
※DLD Inc 株式会社ディーエルディー →ホームページ

 

『クラフトマンの家』概要

木の魅力を活かしたモノづくり、コトづくりに取り組む
職人さんの住まいです。1階は材料・道具・作品など
の倉庫。2階は店舗併用の居住空間。屋内外の繋がりと
共に、来客をもてなす様々な工夫がなされています。

建物用途:店舗併用住宅(ショーホーム)
構造規模:木造2階建て
敷地面積:335㎡(48坪)他あり
建築面積:132㎡(39坪)
延床面積:239㎡(71坪)
所在地:横浜市

設計:古川都市建築計画一級建築士事務所 古川達也
+ 株式会社 中山建設

古川達也
古川都市建築計画

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