住まいに広がり(開放感)を生み出す方法 その5 @石井正博+近藤民子

一週間に渡り「住まいに広がり(開放感)を生み出す方法」について書いてきましたが、最終回(五日目)となる今日は、人の動線に回遊性を持たせることで広さ(広がり)を感じさせる8.回遊性のある動線です。

8.回遊性のある動線
住まい(住宅)を、空間の中を移動する人の動きに注目して観察してみると、リビングのソファスペースのような人が止まるところ「溜まり」と、その周りに生じる人が歩いて移動する通路「動線」で出来ていることが分かります。「溜まり」と「動線」をバランスよく計画すると、スペースの無駄がなくなり、移動もスムーズになります。
回遊性のある動線とは、この人の「動線」に行き止まりを作らず、または2つ以上の「動線」で空間を繋げていくことで、行き止まりを回避しながら閉塞感をなくし、心理的な広さ(広がり)を生み出そうとするものです。

cafe 1

cafe 2 cafe 3

上の3つの写真は、中央に階段を設けた3階建て住宅の2階部分です。手前のリビング側と奥のダイニング側の間に2本の動線を計画[上写真]。また、リビングとダイニングは外部に設けたデッキテラスを通っても行き来でき[下左写真]、さらに、キッチンに隣接する家事スペースでも結ばれ[下右写真]、合計4つの動線で回遊性を持たせて繋いでいます。 >>カフェのある家

kururi 1

写真は、現在設計中の木造2階建て住宅の、リビングの吹き抜けを見下ろす模型写真です。
リビングの吹き抜けの廻りを、ワークスペースや個室、外部のベランダやバルコニーを通ってぐるりと一周できる動線(”くるり”と呼んでいます)を設けたものです。これから大きくなっていく子供達が駆け回り、想像力を育めるような活き活きした住まいになればと思っています。
>>くるりのある家

これで、5回に分けて書いた「住まいに広がり(開放感)を生み出す方法」についての、”リレーブログ” は終わりです。家づくり真っ最中の方、これから住まいを検討される方などの参考になれば幸せです。石井正博+近藤民子設計事務所アーキプレイス

住まいに広がり(開放感)を生み出す方法 その5
住まいに広がり(開放感)を生み出す方法 その4
住まいに広がり(開放感)を生み出す方法 その3
住まいに広がり(開放感)を生み出す方法 その2
住まいに広がり(開放感)を生み出す方法 その1

住宅の玄関ドアや玄関引き戸をオリジナルで作ってみよう
住宅の外壁材の種類と特徴、メリット・デメリット
テレワーク・在宅勤務がもたらす住宅の作り方や暮らし方の変化
機能的で快適な水廻り 洗面/脱衣/洗濯室をつくるポイント
住まいの収納を新築やリフォームを機に見直してみる

設計事務所アーキプレイス HP
設計事務所アーキプレイス ブログ

ARCHIPLACE Facebook

>>archiplacejapan Instagram

>>You Tubeチャンネル archiplacejapan

お問い合わせ先:info@kenchikuka31.net
建築家31会事務局 東京都港区南青山2-2-15 WinAoyamaビル–UCF917
Tel : 03-6869-1961


>>建築家31会 HP
>>建築家31会 Facebook

 

著者情報

石井 正博 + 近藤 民子石井 正博 + 近藤 民子

石井 正博 + 近藤 民子 いしいまさひろ こんどうたみこ

設計事務所アーキプレイス

「敷地とライフスタイルを活かした家づくり」をテーマに、暮らしやすさ(温熱環境・家事動線・収納計画など)、デザイン、コストのバランスのとれた質の高い家づくりを建て主の方と一緒にめざします。

− 最新イベント情報 −

9/8 (木)11:00~インスタライブ開催 鋼鈑商事&建築家31会

9月8日(木)11:00より、「どこでも光窓」を紹介するインスタライブを行います。 都心のような住宅密集地ではお隣の家との距離が近く、窓を付けても自然光が入りにくいというお悩みがありませんか? 自然採光装置「どこでも光窓」は、「光ダクト」と呼ばれる、内側が鏡のような筒状の部材に自然光を反射させて暗いお部屋を明るくできます。 https://hikari-duct.jp/ 今回は実際に住宅密集地で「どこでも光窓」を採用した住宅にお邪魔して、明るさのイメージをライブでお伝えし...