郵便受けの位置をどこにするか@幸田真一

たかがポストされどポスト。

家づくりの中で郵便受けとインターホンの位置をどこにするかは実は毎日の生活に直結する大事なテーマです。
単純に言うと、郵便受けの位置によって郵便屋さんや新聞配達の方が敷地のどこまで入ってくるか、
インターホンの位置によって宅急便屋さんがどこまで入ってきて良い事にするのかが決定します。
特に都内の限られた敷地だと、郊外の住宅地のように門扉を設けてアプローチを作ることも少ないので
郵便受けをどこに置くかは防犯面、心理面含めて実に悩ましいのです。

 

考え方は大きく分けて3つあります。

1、外壁埋め込みタイプ(外入れ、中出し)

2、玄関横に直付けタイプ(外入れ、外出し)
3、自立タイプ

それぞれの事例を見ていきましょう。

  • 「外壁埋め込みタイプ」

玄関横の外壁にポストを埋め込み、外から入れたものを室内で受け取る方法です。
雨の時も濡れず、冬の朝の寒さに凍えることもなく取り入れできるので住んでる人から見ると一番楽チンな方法です。

 

  • 玄関横に直付けタイプ

門扉などがないオープン外構だとこのタイプがスタンダードでしょうか。
玄関横に好みのデザインのポストを直付けする方法です。

 

 

 

  • 自立タイプ

なるべく敷地の中までドカドカと入って欲しくない場合は、郵便受けは道路に近い位置に設けます。
敷地境界に塀などを設けている場合はブロック塀のなかに組み込んだり、無い場合は自立型の郵便受けを設けます。

 

 

デザインも枕木を使ったり、色を使ったりかなり個性的でオリジナルの郵便受けが出来ます。

メリットは敷地奥まで人を入れない事でプライバシーを保てる事です。宅急便などは応答後、玄関まで入ってきてもらう事になります。
デメリットは外まで郵便物を取りに行かなければならないので雨の日などは少し大変ですが、
1日1回程度と割り切れば負担ではないのかもしれませんね。

 

郵便を受け取ったりは毎日のことなので使い勝手はもちろんのこと、
防犯面や敷地のどこにバリアを張るかといった心理的な面もあるのでご家族でよく相談されると良いと思います。

著者情報

幸田 真一幸田 真一

幸田 真一 こうだ しんいち

幸田真一建築設計事務所

「どのような暮らしをしたいかを考えること」 家づくりで大切なのは、大切な家族とどのような暮らしをしたいかをたくさん想像することです。 降り注ぐ柔らかな光を感じ、微かに感じる風の匂い。庭先の四季の移ろいに癒される、そんな心地よい暮らし方です。 私たちとの家づくりはそのような建主の想いから始まります。その思いが言葉となり、空間となっていく過程は設計を専門職とする私たち建築家とだからこそできる、家づくりです。 明るくて気持ちのよい家。安全で機能的な優しい家。そして、あなたらしい家。私たちは何一つ欠くことなく、あなたの目線と同じになって家づくりを楽しみます。 "あなたにとって良いデザインと良いおもてなしを。"

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