家具とすまい @小林真人
今週のリレーブログを担当させて頂きます、小林真人です。
今回は『家具とすまい』についてお話させて頂こうと思います 。
住空間において家具というのは、その場所にアクティビティを生じさせるための重要な存在であり、家具の存在があって初めてその場所が本来持つ空間としての役割を果たす事が出来るといえるでしょう。もちろん素材感や色、形状の相性もあります。このように密接な関係にある「住宅」と「家具」は空間デザインをする際、出来れば一体的にデザイン・計画する事で家具にとっても住宅にとっても最も良い関係性を作れればと思っています。
今日はそんな関係性がわかりやすい事例を一つご紹介したいと思います。
こちらはアメリカ人のお住まいで、お施主様が元々持っている家具に、これから新しくそろえる家具、ご主人の掛け軸や壷などのコレクション、それらすべてをお部屋のどこに配置しどう見せるのかを考えながら計画そのものを進めました。建築空間の中に光をどう取り入れ、空間の素材は何にするか、あるいは照明計画、それらも一体となって、ものと空間の最適な関係を設えています。
住まいを計画をする上で、「家具」について考える事からスタートする事も豊かな住空間を作るための一つのアプローチの仕方だと思っています。
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