家具とすまい @小林真人
今週のリレーブログを担当させて頂きます、小林真人です。
今回は『家具とすまい』についてお話させて頂こうと思います 。
住空間において家具というのは、その場所にアクティビティを生じさせるための重要な存在であり、家具の存在があって初めてその場所が本来持つ空間としての役割を果たす事が出来るといえるでしょう。もちろん素材感や色、形状の相性もあります。このように密接な関係にある「住宅」と「家具」は空間デザインをする際、出来れば一体的にデザイン・計画する事で家具にとっても住宅にとっても最も良い関係性を作れればと思っています。
今日はそんな関係性がわかりやすい事例を一つご紹介したいと思います。
こちらはアメリカ人のお住まいで、お施主様が元々持っている家具に、これから新しくそろえる家具、ご主人の掛け軸や壷などのコレクション、それらすべてをお部屋のどこに配置しどう見せるのかを考えながら計画そのものを進めました。建築空間の中に光をどう取り入れ、空間の素材は何にするか、あるいは照明計画、それらも一体となって、ものと空間の最適な関係を設えています。
住まいを計画をする上で、「家具」について考える事からスタートする事も豊かな住空間を作るための一つのアプローチの仕方だと思っています。
− 最新イベント情報 −
「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守
調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...