住まいに広がり(開放感)を生み出す方法 その3 @石井正博+近藤民子

三日目の「住まいに広がり(開放感)を生み出す方法」は、建ぺい率容積率が厳しい場合でも、うまく使えば想像以上の広がりを生み出せる、4.空間を広げる出窓5.鏡の効果を利用するです。

4.空間を広げる出窓
建ぺい率がキツイ敷地では、床面積にカウントされる実質上の床を広げることはできません。しかし、床面積にカウントされない出窓をうまく使うことで、プラスアルファの広がりを生み出すことができます。

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写真は、狭小地(21坪)に建ぺい率いっぱいに建てた住宅。個室のある3階に、長さ6.7mに渡り出窓を設けたものです。人の目線のレベルの空間の幅が広がることで、床面積は変わらないのに部屋が広くなった印象になります。また、奥行き35cmの出窓のカウンターや黒いアルミサッシも、仕切りなく連続したように見せることで、水平方向の広がりがより強調されています。
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5.鏡の効果を利用する

西欧には、ヴェルサイユ宮殿・鏡の間に代表されるように、鏡の映り込みや虚像の効果を、建築に上手く取り入れてきた歴史が長くあり、住まいにも鏡を効果的に使った事例が日本よりも圧倒的に多いように思います。この鏡の効果をうまく使うと、想像以上の広がりが空間に生まれます。

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同じ住宅の個室。クローゼットの引き戸に姿見用の鏡を貼っています。建具全面に貼り、ディテールをスッキリさせることで、手前の部屋が鏡に映り込み、奥の方にも明るい部屋が広がっているような錯覚が生まれています。

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同じ住宅のリビング。写真正面のガラスの竪格子の上部には、構造上どうしても必要な梁があります。その梁の存在を消し、高窓(ハイサイドライト)が奥の方まで連続して見えるように、鏡の効果を利用したものです。こうした鏡の効果は”魔力的”で、それに頼りすぎるのは良くないですが、うまく使うと想像以上の広がりを空間に与えることができます。

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住まいに広がり(開放感)を生み出す方法 その5
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著者情報

石井 正博 + 近藤 民子石井 正博 + 近藤 民子

石井 正博 + 近藤 民子 いしいまさひろ こんどうたみこ

設計事務所アーキプレイス

「敷地とライフスタイルを活かした家づくり」をテーマに、暮らしやすさ(温熱環境・家事動線・収納計画など)、デザイン、コストのバランスのとれた質の高い家づくりを建て主の方と一緒にめざします。

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