ろうそくが発祥のイルミネーションで飾られた街の灯り
今週はクリスマスですね。
この時期になると、多くのところで「イルミネーション」が盛んに行われ、美しい風景と街並、賑わいが生まれます。
この「イルミネーション」の発祥を調べてみると16世までさかのぼり、宗教家のマルティン・ルターが夜空の星空に感動し、森の木々にロウソクを飾り再現しようしたことが始まりだそうで、日本おいては1900年に神戸で軍艦のお披露目式で行われたのが最初のようです。
どちらにしてもその歴史は長く、当時は商業目的に銀座のデパートなどでも行われるようになり、人々の人気の集めていたのでしょう。
近年の「イルミネーション」では、街並全体で環境演出を兼ねて行われるようになり、シンプルな灯りが街全体を暖かくする風景に、私もワクワクした思い出があります。

その一方で、「光害」や「エネルギーの課題」もありますが、私にとって最も美しく感動するのは、「宇宙から見る地球の夜景」です。最もスケール大きいイルミネーションだと思います。

ただ、この地球の夜景に想いを寄せると、ちょっと考えることがあります。それはこの「灯り」の基には暮らしがあり、人がいて、命があります。
それこそが灯りの持つ力で、灯りが「揺らぎと影」を生み、「空間の奥行き」を作り、いろいろな人々の暮らしを支えているのでしょう。
街のイルミネーションの灯り一つ一つに、そのような理念を感じることが出来ると、最も美しいイルミネーションになるのではないでしょうか。
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