住宅建材選びについて @小林真人
今週のリレーブログを担当させて頂きます。小林真人建築アトリエの小林です。
今回は住宅建材の選び方について建築家としての視点でお話しさせて頂こうと思います。1回目の今日は「フローリングについて」お話しさせて頂きます。
1:フローリング選びについて
床材選びは部屋の印象に大きく関わる重要な項目の一つですが、ただ単に塗装色の違いだけでなく、樹種やフローリング幅の違いによっても部屋の印象はだいぶ異なります。
例えばオーク材は木目がしっかりしており、バーチやメイプルなどは木目が控えめで、明るく柔らかな印象があります。塗装はその木材を保護するためのもので、木の経年による変化を楽しみたい、傷が目立たなようにしたいなどの将来的なご要望に合わせて選ぶ必要があります。機能面でもフローリングの違いがあり、床暖房を入れる場合には床暖対応のフローリングにする必要があります。フローリング幅も70ミリ幅から150ミリ幅などさまざまで、一般的に幅広のものはコストも高くなります。
数あるフローリングの中から、必要な機能や空間のイメージ、将来的な部屋のあり方などを考慮して、フローリング選びを楽しんで頂ければと思います。
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「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」(長期優良住宅)完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守
調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪、長期優良住宅認定の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...