住まいに広がり(開放感)を生み出す方法 その4 @石井正博+近藤民子
四日目の「住まいに広がり(開放感)を生み出す方法」は、床に段差をつけてずらしながら積み重ねる6.スキップフロアと、引き戸などの建具を部屋の仕切りに使う7.建具で繋げるです。
6.スキップフロア
スキップフロアの断面構成では、一つの階が独立するのではなく、床が半階づつずれて階段で結ばれることで、数層に分かれた空間が連なっていくような空間が生まれます。
模型は18坪弱の狭小地の3階建ての住宅です。道路レベルから屋上テラスのレベルまで、6層の床で構成される空間が半層ずつずれながら重なっています。それぞれの空間は広くなくとも、6つの場所が折り畳まれて連なっていくことで、床面積では現わせない広がりが生み出されます。 >>十字路に建つスキップハウス
写真は、三方を囲まれ、北側道路に面して建つスキップフロアの住宅です。
左の写真は、デッキテラスからLDKを見たもので、正面に見えるのがキッチンです。左側の少し高くなった場所に家族で使うワークスペースがあり、そこを通ってさらに上に行くと子供室があります。
右の写真は、子供室前から見たもので、下にはワークスペースやリビング・デッキテラスが見え、上に目を移すと半層上にある屋上テラスが窓の外に見えます。 >>スキップする家
7.建具で繋げる
部屋の出入りや仕切りに使う、開き戸や引き戸などの建具を上手く使うことで、部屋と部屋を必要に応じて繋いだり仕切ったりと、可変性を備えた広がりのある空間をつくることができます。
写真は、寝室とリビングの吹抜との間の仕切りに6枚引き戸を使ったものです。左側のクローゼット収納の奥行きと同じ幅の6枚の引き戸が引込まれると、シナ合板の天井に反射した柔らかな光が寝室まで広がり、遠くの木立まで視線が伸びていきます。 >>木立に佇む家
住まいに広がり(開放感)を生み出す方法 その5
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