住宅内に小さな居場所を取り入れる@幸田真一
今週のリレーブログを担当する幸田真一と申します。
住まいづくりにおいて、第一の要望として上がるのが、広ーいLDKですが、
広ければ良いというものではありません。空間を使いこなせない無駄な余白になっているリビングの事例もよく見かけます。
我々建築家との家づくりでは、あえて小さなスペースを作ってあげることの重要さも提案していきます。
例えば、飛行機のコックピットのような2畳ほどの書斎。
手を伸ばせば、椅子を回転すれば全てのものに手が届く快適さです。
例えば、一畳ほどのロフト階段下のヌックスペース。
マットレスを敷いてクッションを置けば御籠もり感のある読書スペースになります。
例えば、天井の低いロフトも子供にとっては秘密基地。
LDKを上から見下ろしてかくれんぼも出来てしまいます。
例えば、子供部屋の一角には雲梯をつけて公園のように。
大人もスポーツジムのように懸垂ができます。
ここに挙げた小さな居場所は全て、家族が集まる広ーいLDKに面しています。
住宅の密度を上げると家族それぞれの好きな場所が出来て、より一層、愛着が湧いてきますのでおすすめです。
− 最新イベント情報 −
「江戸Styleの家」オープンハウスのお知らせ 2024 年11月30日(土) @小泉拓也+栗原守
「江戸Styleの家」オープンハウスを11月30日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約19年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...