住宅内に小さな居場所を取り入れる@幸田真一
今週のリレーブログを担当する幸田真一と申します。
住まいづくりにおいて、第一の要望として上がるのが、広ーいLDKですが、
広ければ良いというものではありません。空間を使いこなせない無駄な余白になっているリビングの事例もよく見かけます。
我々建築家との家づくりでは、あえて小さなスペースを作ってあげることの重要さも提案していきます。
例えば、飛行機のコックピットのような2畳ほどの書斎。
手を伸ばせば、椅子を回転すれば全てのものに手が届く快適さです。
例えば、一畳ほどのロフト階段下のヌックスペース。
マットレスを敷いてクッションを置けば御籠もり感のある読書スペースになります。
例えば、天井の低いロフトも子供にとっては秘密基地。
LDKを上から見下ろしてかくれんぼも出来てしまいます。
例えば、子供部屋の一角には雲梯をつけて公園のように。
大人もスポーツジムのように懸垂ができます。
ここに挙げた小さな居場所は全て、家族が集まる広ーいLDKに面しています。
住宅の密度を上げると家族それぞれの好きな場所が出来て、より一層、愛着が湧いてきますのでおすすめです。
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中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...