二世帯住宅のタイプ別メリットと注意点 その1 〜完全分離タイプ〜 @石井正博+近藤民子

今週の “リレーブログ” を担当します、石井正博+近藤民子(設計事務所アーキプレイス)です。

私たちは男女ペアの視点を活かして、暮らし易さ(光と風、家事動線、収納など)とデザインのバランスのとれた家づくりを目ざし、「敷地とライフスタイルを活かした家づくり」をテーマとして設計活動をしています。
今回の“リレーブログ”では、「二世帯住宅のタイプ別メリットと注意点」と題して3回に分けて書いていきます。

二世帯住宅は共有する場所により、完全分離タイプ(独立型)半分離タイプ(一部共有型)完全同居タイプ(同居型)の3つのタイプに分類することができます。

二世帯住宅を建てようする時には、それぞれのタイプの特徴をよく理解して、二世帯の関係や暮らし方、プライバシーと距離感、起こり得るメリットとデメリット、将来展望など、自分たちにはどのタイプが向いているのか、事前にしっかりと家族で話し合うことが大切になります。

1.完全分離タイプ(独立型)の二世帯住宅

完全分離タイプの二世帯住宅は、左右や上下、あるいは別棟として両世帯の生活空間を完全に分離させたタイプです。玄関をはじめ、浴室や洗面の水廻り、キッチンといった住宅としての機能を持ったそれぞれの世帯が、独立した二つの家族として暮らすイメージです。

メリットとしては、何かあった時には家族で助け合える関係であること、近くにいるという安心感を保ちながら、普段の生活ではお互いのプライバシーを保ちやすいこと、生活時間の違いが気になりにくいこと、気兼ねなく知人や友人が呼べること、将来的に賃貸への転用がしやすいことなどです。

注意点としては、玄関も設備もすべて2軒分必要なので建設費が高くなること、広い土地が必要なこと、独立性が求められる分、住戸間の防音性能をしっかりさせることなどです。また、建築基準法的に「長屋建て」となると、道路までの避難経路[幅1.5m以上(都内は2m以上)]が敷地内に必要になる場合もあります。

>>細長変形地の二世帯コートハウス
>>住宅紹介動画 Houses_Movie01 細長変形地の二世帯コートハウス
完全分離タイプの長屋形式の二世帯住宅。それぞれに独立した生活を営みながら、中央に設けたコートとデッキテラスを通して、お互いの気配を感じられる関係になっています。

 

>>緑と眺望を楽しむ長屋建て住宅
完全分離タイプ
で、南北の道路からそれぞれの住戸にアプローチする長屋形式の賃貸併用二世帯住宅。天空率や住宅地下の容積緩和をつかって最大限の容積を確保した計画です。

 

二世帯住宅のタイプ別メリットと注意点 その3 〜完全同居タイプ〜
二世帯住宅のタイプ別メリットと注意点 その2 〜半分離タイプ〜
二世帯住宅のタイプ別メリットと注意点 その1 〜完全分離タイプ〜

住宅の玄関ドアや玄関引き戸をオリジナルで作ってみよう
住宅の外壁材の種類と特徴、メリット・デメリット
テレワーク・在宅勤務がもたらす住宅の作り方や暮らし方の変化
機能的で快適な水廻り 洗面/脱衣/洗濯室をつくるポイント
住まいの収納を新築やリフォームを機に見直してみる

 

設計事務所アーキプレイス HP
設計事務所アーキプレイス ブログ
ARCHIPLACE Facebook

お問い合わせ先:info@kenchikuka31.net
建築家31会事務局 東京都港区南青山2-2-15 WinAoyamaビル–UCF917
Tel : 03-6869-1961


>>建築家31会 HP
>>建築家31会 Facebook

著者情報

石井 正博 + 近藤 民子石井 正博 + 近藤 民子

石井 正博 + 近藤 民子 いしいまさひろ こんどうたみこ

設計事務所アーキプレイス

「敷地とライフスタイルを活かした家づくり」をテーマに、暮らしやすさ(温熱環境・家事動線・収納計画など)、デザイン、コストのバランスのとれた質の高い家づくりを建て主の方と一緒にめざします。

− 最新イベント情報 −

9/8 (木)11:00~インスタライブ開催 鋼鈑商事&建築家31会

9月8日(木)11:00より、「どこでも光窓」を紹介するインスタライブを行います。 都心のような住宅密集地ではお隣の家との距離が近く、窓を付けても自然光が入りにくいというお悩みがありませんか? 自然採光装置「どこでも光窓」は、「光ダクト」と呼ばれる、内側が鏡のような筒状の部材に自然光を反射させて暗いお部屋を明るくできます。 https://hikari-duct.jp/ 今回は実際に住宅密集地で「どこでも光窓」を採用した住宅にお邪魔して、明るさのイメージをライブでお伝えし...