こだわり-2「家相」@田邉恵一
前号で書き忘れたクライアントの「こだわり」の一つに「家相/風水」があります。
多くの場合、鬼門や裏鬼門を気にする方はいらっしゃいますが、しかし、深く考慮すると家相や風水にはいろいろなルールがあります。細かいルールには触れませんが、クライアントの生まれ月から家相の捉え方も考えも変わり、それは複雑です。
でも、建築家は概して「家相は昔の住まいづくりの教え・・とか、知恵・・」ととらえ、現代の設備や構造から考えると「気にする事はない・・・」とご説明する事も多いのではないでしょか。
私もその一人で、やはり計画の自由度の妨げになる場合もあるので、あまり気にしないのですが、クライアントの「こだわり」となるとそのルールの中で考えなければなりません。
でも、この「こだわり」をお持ちの方の住まいが、決して悪い訳ではありません。結果的にこのルールを守り、クライアントが満足し、また建築としてのコンセプト/デザイン性も表現できれば、鬼に金棒。
今回は家相/風水の「こだわり」を基にデザインした2つの実例を紹介します。
あまり「家相」を気にしない私も、この「こだわり」を持たれた方の住まいをお手伝いすると自宅のプランが気になり出し、納得したり、だから・・・?やっぱり・・・!と気になってしまい、だいぶ「家相」も得意になってきました。
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「江戸Styleの家」オープンハウスを11月30日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約19年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...