南側隣地土地が低い場合緩和規定に注意して建てた注文住宅の高さの工夫

段差のある土地や傾斜地での住宅を多く手がけてきましたが

南隣地が下がっている場合は平坦地に建てる場合より

日当たりや眺望にとっては有利な事は間違いありません。

ただ、将来にわたってもそれが確保できるか?という点は

きちっと考えてみる必要があります。

南側の家にとっては北側隣地が高い場合、その落差が1メートルを

超える場合は斜線や日影の緩和が受けられるので、平坦地に建てる

よりも高い建物が建てられる可能性があるのです。

写真は、そのために2階建てでなく3階建てにし

3階部分を1・2階よりも面積を大きく確保した事例です。


小林真人
株)小林真人建築アトリエ

著者情報

小林 眞人小林 眞人

小林 眞人 こばやし まひと

株式会社 小林真人建築アトリエ

『バランス感』と『素材感』を大切にした建築を心がけています。 全体とディテール、都市との関係、実用と芸術・・・ シチュエーションに応じて取るべきバランス点を見極めたいという思いです。

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