木造注文住宅でもリビングから見えるキャンティ片持ち板階段ステップを設けたい

住宅の階段を何処に設けるかによって、その形式やデザインの考え方が大きく変わってきます。

近年、リビングルームの上の階にベッドルームや子供室を設け、階段はリビングルーム内にあって、上の階への出入りが常に把握出来る、という考え方が比較的多いように思います。

その場合、一番多くの時間を過ごすリビングダイニングから階段そのものも常に見えることになる為、そのデザイン(姿や素材)がより重要になります。

そのような時の一つの方向として、階段の存在を軽くシンプルにしたい、だから必要最小限の要素で考えたい という欲求から、踏み板が一段ずつ独立して壁に取り付いているだけという、キャンティ階段(片持ち階段)が選択肢として浮上します。

建物も階段もコンクリート構造の場合はシームレスに一体化させることで難なく出来るのですが、本体が木造の場合は慎重に事を進める必要がありますし、コストもかかる為、実現化するケースはそう多くはありません。

写真は現在進行中の現場写真ですが、踏み板には16ミリ厚の鉄板を使い、壁から持ち出して木で化粧カバーしています。

壁から離れたところを踏めば踏むほど階段がたわむわけですが、今回は体重70キロほどの人が先端を踏んだ時、大体5ミリほどたわみます。

従って、段の木のカバーは壁との間に少し隙間を設ける様にしています。

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小林真人
株)小林真人建築アトリエ

著者情報

小林 眞人小林 眞人

小林 眞人 こばやし まひと

株式会社 小林真人建築アトリエ

『バランス感』と『素材感』を大切にした建築を心がけています。 全体とディテール、都市との関係、実用と芸術・・・ シチュエーションに応じて取るべきバランス点を見極めたいという思いです。

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