よりどころのある家-その2「我が家のカタチ」@七島幸之+佐野友美
家の外観は、通常どういう要因で決まっているでしょうか?
敷地がとても広く何の制約も無い場合はさておき、
実際は、敷地の周囲は様々なもので囲まれているケースがほとんど。
都心部や住宅地などで家を建てようとすると、
建蔽率や道路斜線・北側斜線など様々な敷地条件のなか、
許容される建物ボリュームをなぞるように
建物の形態が決定されていることが多いと言えるでしょう。
また、建物に安易にバルコニーを足し算する傾向がある気がしますが、
洗濯物干し場にしか使えず、その他の時には全く使われないバルコニーはもったいない。
方位や周辺の状況をしっかり分析して、建物の平面構成・使い勝手と調整を行い、
日常的な寛ぎの空間として利用できるようにしたいところです。
その上で、お施主さんが「我が家のカタチ」と思えるような
印象的な外観デザインとすることができたら、
より長く愛着の沸く我が家となるのではないでしょうか。
ビューポイントによって異なるカタチに見える形態
一目で我が家とわかるファサード
− 最新イベント情報 −
2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...