ウォークインクローゼットの作り方@幸田真一

今週のリレーブログを担当いたします、幸田真一建築設計事務所の幸田と申します。

家づくりにおいてやはり収納量をとにかく多く取りたい、ウォークインクローゼットを設けたいというリクエストはとにかく必須になってきます。もちろん、上部に収納ができればお部屋は常に整理整頓した状態を保てますので、日常的に気分良く過ごせます。

 

というわけで、今回はウォークインの事例をいくつか集めてみました。

ウォークインをプランニングするときに多くは幅が1.82mで、奥行きが1.82mから3.64mとプランによって大きさが調整されることが多いと思います。その場合、両側に収納を取り中央が通路になる形式となります。

1、片側にハンガーパイプを2段、反対側は可動棚とするパターン。

ニットなど畳たい服と、ハンガーで掛けたい服を分けるパターンですね。棚板側が奥行きが薄くできるので中央の通路が比較的ゆったりと取れます。

 

2、 両側にハンガーパイプを設けるパターン。

ひたすら、干したらそのままハンガーで服を収納したい場合に多いプランです。枕棚を追加してあげると、シーツや毛布などを圧縮してしまえ、バックなども収納しやすくなります。

 

3、片側に引き出し+可動棚のユニットかぐを組込むパターン。

建材メーカーのシステム収納を組み込んで無駄なく収納するプランになります。IKEAなどで引き出しを用意するより間口ぴったりに構成でき、造り付けてしまうので、地震にも強いです。

 

4、4.5畳の衣装部屋サイズ

ウォークインクローゼット1

3方向にハンガーパイプを回し、中央にはアクセサリーや溶、ネクタイなどの収納テーブルなど設たりできるプランになります。これくらいの大きさだと、ゆったりと着替えができたり、家族全員のファミリークローゼット的に使うこともできる大きさです。

 

5、階段下を有効利用したキャンプ用品収納

階段下を利用しているので天井の低い部分は、テントを積み重ねたりして収納し効率よくします。アウトドア収納の場合は結構ガサツに収納しますので、化粧板よりも集成材など傷がついても手を入れられる方が向いていると思います。

なかなか家づくりにおいても、イメージが難しい収納の作り方ですが、ぜひ参考にしていただければと思います。

著者情報

幸田 真一幸田 真一

幸田 真一 こうだ しんいち

幸田真一建築設計事務所

「どのような暮らしをしたいかを考えること」 家づくりで大切なのは、大切な家族とどのような暮らしをしたいかをたくさん想像することです。 降り注ぐ柔らかな光を感じ、微かに感じる風の匂い。庭先の四季の移ろいに癒される、そんな心地よい暮らし方です。 私たちとの家づくりはそのような建主の想いから始まります。その思いが言葉となり、空間となっていく過程は設計を専門職とする私たち建築家とだからこそできる、家づくりです。 明るくて気持ちのよい家。安全で機能的な優しい家。そして、あなたらしい家。私たちは何一つ欠くことなく、あなたの目線と同じになって家づくりを楽しみます。 "あなたにとって良いデザインと良いおもてなしを。"

− 最新イベント情報 −

オープンハウス(完成見学会)回遊動線のあるつくばの家 3/20(祝) @石井正博+近藤民子

この度、設計事務所アーキプレイスで設計監理しました『回遊動線のあるつくばの家』(木造2階建)が竣工間近となり、建て主様のご厚意によりオープンハウスを開催させていただくことになりました。 つくば市の新旧入り交じる住宅街に建つ、3人家族のための住宅です。 リモートワークが広まり家で過ごす時間が長くなる中、ご夫婦それぞれの仕事場でもある住まいには、より快適に暮らしていけるよう、ゴロンとできる和室、本棚のあるヌック、子供と遊べる南の庭などの場所をちりばめています。 オープンハウス(完成見学会)...