窓について/松庵の家@菰田晶
「限られた条件の中でどのように窓をつくるか」
よく聞く旗竿敷地という言葉。この家は本当に旗竿の形、4方向ともぐるりと囲まれた家です。2回目はそんな敷地に建つ「松庵の家」に焦点をあててみたいと思います。
写真:右 二階のハイサイドライト、トップライトが照らすリビングスペース。 写真:左 階段を通じて階下に落ちてゆく光。 撮影:新 良太
主に光を取り入れられるのはトップライトと南に向いたハイサイドライトのみ。かろうじて南隣の家の屋根を越えてハイサイドライトをつけることができました。貴重な光は家の中心につくったオープンな階段室から1階へとおちてゆきます。
写真 隣家の隙間から差し込む光 撮影:新 良太
1階はほぼ隣家に囲まれ、階上からしか光の入ってこない状態ですが、1箇所だけ家と家の間に隙間が!午前のひとときの光を取り込む窓ができました。
写真 ロフトから空を眺める 撮影:新 良太
ロフトは収納空間であるとともにお父さんの避難スペースです。ちょっと考え事をしたい時、ロフトに登り…声は聞こえど、ごろりと横になり、空を眺めてひと時を過ごす。トップライトはそんな窓でもあります。
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7/26(土)自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...