なんだか聞きにくいけど家づくりに関わる大切なお金の話(不動産購入、設計監理、建設工事)@前田敦
家づくりの過程ではいろんな費用が必要
土地を買う時には、土地購入価格だけでは済みません。
不動産業者に支払う手数料、登記費用、税金、印紙代・・・などが必要になります。
さて、土地が買えたから家を建てようとした場合でも建築費用だけでは済みません
設計、各種申請、建設工事費、引越し費用、税金、印紙代、地鎮祭費用、近隣まわり・・・などが必要になります。
外構に関わる費用、水道引込み費用、通信回線整備なども加算されます。
建築コストとして坪単価がよく使われますが、建築の仕様、形状、立地環境、社会情勢などが異なると
類似した住宅とコストが大きく異なることもありますので、最初に耳にした「不確実な情報」に捉われないことが大切です。
まず第一に、基本設計による建築図を作成し、複数の工務店から概算見積もりを取得する。
そして、軌道修正しながら実施設計を進め、本見積もりを取得し、工事契約へ移行するというプロセスが最適な方法だと思います。
家が完成した後もメンテナンス費用がかかりますので、資金計画には組み込んでおく必要があります。
ライフサイクルによる支出のタイミング等をファイナンシャルプランナー等と相談しながら、資金計画を組んでおくとよいでしょう。
また、頭金をどの程度用意したらよいか?などの質問を受けることがありますが、
手持ちの資金は頭金として使用せずに「インデックスファンド」で運用した方が投資効率が良いですが、
コロナ感染や戦争等による下落もあるので、リスクは覚悟しなければなりません。
お客様目線で家づくりトータルにサポートしてくれるのは・・・
家を建てるにはいろんなプロセスがあり、それぞれ、不動産、金融、司法書士等の専門家が関わってきますが、
それらと交渉する際にも、建築家(設計者)をお客様のパートナーとして一緒に取り組むことをお勧めします。
不動産屋さんは土地を売るのが仕事、銀行はお金を貸すのが仕事、司法書士が登記するのが仕事
お客様目線で家づくりをトータルにサポートしてくれるのは建築家(設計者)だけなのですから・・・
参考ページ
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