図面の見方-2 図面に色を塗ってみよう @石井正博+近藤民子
今週の “リレーブログ” では、家づくりを始めようとする時にあると便利なスキル「図面の見方」について、ポイントを紹介しています。
《図面の見方-2 図面に色を塗ってみよう》
図面(平面図)を見て、部屋の広さや動線、窓の大きさや建具の位置などを頭にいれ、その平面図を理解していくのは、最初はなかなか難しい作業です。
多くの図面が白黒で描かれているため、建物の内部と外部の境界が分りにくく、壁(ソリッドなもの)と部屋(ボイドなもの)の区別も付きにくいことが、図面の理解を難しくしている原因のひとつです。
そこでお勧めなのが、平面図に色塗りをしてみることです。まず、壁をハッキリした色で塗って壁と部屋の区別を付けます。次に通路(廊下)部分を淡い色で塗り、最後に部屋に色づけして塗り分けていくのがポイントです。
色塗りした図面では、部屋の大きさやバランス、部屋と部屋の繋がりが一目で分りやすくなります。また、この作業をすることで図面を細部まで注意深く見るようになり、図面の理解が深まります。
設計を仕事としている私たちも、図面(平面図)を理解し、設計者が考えたことを読み取るためによく色塗りをしています。上は建築家・吉村順三が設計した「池田山の家」の平面図に色鉛筆で色塗りしたものです。敷地への配置の仕方、動線の取り方、窓から見えるの景色など、色を塗りながら理解していきました。
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図面の見方-5 断面図(だんめんず)
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図面の見方-2 図面に色を塗ってみよう
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『図面の見方』というこのブログ記事がきっかけとなり本が生まれました。実例図面には設計事務所アーキプレイスで設計監理した住宅の図面が使われています。
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