つなぐ03:思い出の品を生かす@栗原守+小泉拓也
今週のリレーブログを担当します「一級建築士事務所 光設計」の小泉拓也です。
「呼吸する住まい」をご提案、お手伝いをしています。今回は「つなぐ」をテーマに
「思い出の品を生かす」について書いてみたいと思います。よろしくお願いします。
以前家族と行った旅先のホテルの内装や、海外での生活体験、実家での生活スタイルを参考に家づくりを考えることがあると思います。趣味で集めたコレクションの数々や記念に持ち帰ったもの、手作り作品などは思い出に残る宝物です。その宝物を新しい住宅に宿し記憶を「つなぐ」…。住まいにたくさんの思い出を詰め込んでいけるようにお手伝いしています。
① タイル
ご主人が海外赴任していた頃に手に入れたタイルをはめ込みました。毎日通る階段ホールの壁面の板をくり抜いています。
② 鎌倉彫り、
先代のお母様が趣味で彫った鎌倉彫りのお盆をたくさんお持ちでしたので、和室の欄間に転用しました。両面背中合わせでガラスと一緒にはめ込んでいます。また、旅先で集めた張り子人形を飾る棚を作りました。
③ 屋久杉の板
お父様が指物師をしていたので稀少な屋久杉の板を所有していましたので、和室の地袋収納扉と障子の飾りに再利用しました。木の香りとともに思い出が蘇ります。
光設計/栗原守+小泉拓也
− 最新イベント情報 −
オープンハウス(完成見学会)11/14 ひなたの家 @七島幸之+佐野友美
この度、アトリエハコ(@七島幸之+佐野友美)で設計監理を行った「ひなたの家」が完成致します。 お施主様のご厚意によりオープンハウス(完成見学会)を行わせて頂く運びとなりました。 この住宅は、建築家31会の家づくりイベント「建築家31会 展示・相談会・ワークショップ vol.30 at 江東区文化センター」をきっかけにスタートした ご夫婦とお子さんのための住宅です。 都市区画整理事業が進む街の中の、鰻の寝床。 街の歴史がスタートしたばかりのような均質でフラット...