つなぐ03:思い出の品を生かす@栗原守+小泉拓也

今週のリレーブログを担当します「一級建築士事務所 光設計」の小泉拓也です。

「呼吸する住まい」をご提案、お手伝いをしています。今回は「つなぐ」をテーマに

「思い出の品を生かす」について書いてみたいと思います。よろしくお願いします。

 

以前家族と行った旅先のホテルの内装や、海外での生活体験、実家での生活スタイルを参考に家づくりを考えることがあると思います。趣味で集めたコレクションの数々や記念に持ち帰ったもの、手作り作品などは思い出に残る宝物です。その宝物を新しい住宅に宿し記憶を「つなぐ」…。住まいにたくさんの思い出を詰め込んでいけるようにお手伝いしています。

 

① タイル

ご主人が海外赴任していた頃に手に入れたタイルをはめ込みました。毎日通る階段ホールの壁面の板をくり抜いています。

 

② 鎌倉彫り、

先代のお母様が趣味で彫った鎌倉彫りのお盆をたくさんお持ちでしたので、和室の欄間に転用しました。両面背中合わせでガラスと一緒にはめ込んでいます。また、旅先で集めた張り子人形を飾る棚を作りました。

 

③ 屋久杉の板

お父様が指物師をしていたので稀少な屋久杉の板を所有していましたので、和室の地袋収納扉と障子の飾りに再利用しました。木の香りとともに思い出が蘇ります。

光設計/栗原守+小泉拓也

著者情報

栗原 守 + 小泉 拓也栗原 守 + 小泉 拓也

栗原 守 + 小泉 拓也 くりはらまもる こいずみたくや

一級建築士事務所 光設計

「呼吸する住まい」をテーマに自然素材と自然エネルギーを有効に利用するエコロジーな住まいを建築主さんと2人3脚で設計しています。

− 最新イベント情報 −

「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守

  調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。   ...