図面の見方-3 自分なりの物差し(スケース感)をもとう @石井正博+近藤民子
《図面の見方-3 自分なりの物差し(スケール感)をもとう》
建築にはそれなりの大きさがあるため、図面では実際の大きさにある値を掛けて縮小し、その大きさで描くことになります。
住宅の図面でよく使われる縮尺は、1/100、1/50、1/20、1/5などです。実際に作られる建物は1/1ですので、頭のなかでは1/100⇒1/1にしたり1/50⇒1/1へのスケールの変換作業が必要になります。
この時、役立つのが”自分なりの物差し”です。例えば今住んでいる部屋の広さ(m2、畳)、壁の縦や横の長さ、天井の高さを知っておくことで、図面の中の部屋の大きさをイメージしやすくなります。
また、自分の身長や手を伸ばした時の長さ、使っているキッチンの長さや吊り戸棚の高さ、毎日使う家具の大きさなどが、ちょっと意識するだけで”自分なりの物差し”になります。
ぜひ、メジャーやスケールを使って身近なものをどんどん測り、基準となる”自分なりの物差し”を見つけてください。
スケールを間違うとこんなことに・・・
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>>実例図面を提供した「現場で役立つ建築図面 基本と実際」出版のお知らせ
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