見直しの住居学08:自然のエネルギーを利用しよう@栗原守+小泉拓也 

おはようございます。
今朝の東京は少し風がさわやかで過ごしやすいですね。

2年以上が経過した現在でも福島原子力発電所の事故は収束せず不安な状況が続いています。原子力発電は電気をつくる過程で自然界に安全に廃棄できない物質もつくり出してしまいます。今回のようにいちど事故を起こしてしまうと人間の力では簡単に制御できなくなり、暮らしや環境に甚大な影響を与えてしまいます。

原発は地震大国の日本にはふさわしくないと思います。原発に依存している発電の割合をこれからは段階的に少なくして、できるだけ原発に依存しない社会を築くためにも、自然エネルギーを有効に利用する住まいを考えるということが大切になると思います。

私たち日本人は江戸時代の昔から太陽や風、雨、緑などの自然と上手に付き合うことでエコな暮らしを実践してきました。私が提案している「江戸Styleの家」はその江戸の知恵を今に活かして、クリーンな自然エネルギーを有効に使いながらエコで楽しい暮らしを目指しています。

例えば、
・自然に土に還る自然素材を使って家をつくる…
・太陽の光で発電をして電気に利用する…
・太陽の熱を利用して家中の給湯に利用する…
・雨水をタンクに溜めてトイレの流し水や庭の散水に利用する…
・地中熱を利用して夏は涼しく冬あたたかい家にする…
・風の通り道を計画して夏にエアコンの使用を少なくする…
・緑のカーテンをつくり、エアコンに頼らない暮らしをする…
・薪ストーブ、地下空間などの余熱を利用する…

など工夫次第で楽しく利用できる自然エネルギーはいろいろあります。

ソーラーシステムなどは元を取るのに何年もかかり、その間に設備が壊れてしまうので家計の助けにならないという人もいます。確かにその通りかも知れませんが、大切なのは太陽や雨、風、地中熱といった自然のエネルギーをもったいないという気持ちで有効に利用して行こうという姿勢なのです。

太陽光で電気を作れば晴れた日には何か嬉しい気分になります。雨水を使えば、雨の日も楽しい気分になり雨の日が嫌な日ではなくなります。自然から恵みを受けている、自然と共に生きていると思える価値観が大切なのです。

自然エネルギーの有効利用が身近になれば、個人の小さな力でもほんの少し地球を健康にすることができると思っています。

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薪ストーブの余熱を利用して簡易床暖房を計画しました。
こんな簡単なシステムでも冬の朝の寒さをしのぐことは
できます。

>>栗原 守+小泉 拓也/一級建築士事務所 光設計 建築家31会のページ
>>一級建築士事務所 光設計のHP

 

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