リフォーム工事・下地@栗原守+小泉拓也

今週のリレーブログを担当します「一級建築士事務所 光設計」の小泉拓也です。

「呼吸する住まい」をご提案、お手伝いをしています。今週のリレーブログでは

リフォーム工事について書いてみたいと思います。よろしくお願いします。

 

構造の補強が終わると設備配管や壁の下地工事へと進んでいきます。既存の柱や土台は長い年月家を支えていた影響で少し傾いていたり、重さで沈んでいたりして平らではなくなっています。ちょっとしたズレが仕上げに影響してしまわないように細かくチェックして下地を組んでいきます。木材を足したり削ったりしながら進めていけるのは木造住宅リフォームの良いところです。

 

外部に面している壁面には断熱材を充填します。調湿性能をもっている羊毛の断熱材を使用して壁内結露を抑制し断熱性能も上げています。施工時にチクチクすることもなく再利用しやすく処分時に土に還るため、環境に負荷をかけないサスティナブルな素材をいつも使っています。

設計時にはリフォームを予定していなかった部屋の内装についても工事が進んでいくと「折角だから綺麗にしたいなあ」とクロスの貼り替え依頼をいただきました。しかし既存クロスの下地が漆喰壁であることを確認。そのまま貼り替えるとでこぼこに仕上がる可能性があること、下地の調整費用がかかることを事前に説明します。

 

光設計/栗原守+小泉拓也

著者情報

栗原 守 + 小泉 拓也栗原 守 + 小泉 拓也

栗原 守 + 小泉 拓也 くりはらまもる こいずみたくや

一級建築士事務所 光設計

「呼吸する住まい」をテーマに自然素材と自然エネルギーを有効に利用するエコロジーな住まいを建築主さんと2人3脚で設計しています。

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