別荘という2拠点生活「デユアルライフ」 @たなべけいいち
今週のリレーブログ担当の田邉です。
ここ1年半で大きく私たちの生活様式が変わり、自宅での暮らしにも今まで以上に重きが置かれるようになり、だいぶ様変わりしてきました。
そしてこれからのライフスタイルのあり方に対する関心から、「2拠点生活」をお考えになる方達も多くなりました。
2拠点生活スタイルを最近は「デユアルライフ」とも言うそうですが、いわゆる「別荘地で週末や休暇を過ごす」のではなく、「仕事と暮らしを両立」させるライフスタイルで、現役世代の人々に浸透してきているようです。
この流れは、決してコロナ渦の影響だけではなく、もともと都心回帰への反動もあるようで、都心に近く暮らす「合理性」より、心のゆとりを持てる「環境や空間/時間」での暮らしに共感する人々が多くなっているのだと考えます。
調べてみると、この2拠点生活「デユアルライフ」を実践している年代は20代30代の方が約半数を占め、年収も800万未満の世代が同じく半数を占めているそうです。
当然2拠点を行き来するわけですから「時間距離」も大切で、1時間から2時間の範囲に「拠点」を構える率が多いようで、首都圏近郊では、軽井沢や八ヶ岳といった別荘地だけでな設ける方法も、「新たに建てる」だけではなく、「中古案件をリフォームする」また「借家を借りる」「故郷の家族から譲り受ける」などと多様なスタイルで実践することで可能となっているようです。
この動向の背景には、特に若い人浸透してきた「シェア文化」や、「空き家の増加」なども後押しているのではないでしょうか。
最近ご相談をいただいている事例では、5人のご兄弟家族で利用する千葉県の海に近い拠点で、大家族が集まれて、ワーケーションも可能な計画です。
それぞれ都心近くのマンションに住まわれていながら、1つの拠点を5人兄弟家族で共有するというプランを創造した、新しいスタイルの2拠点生活空間です。
核家族化した中で、ご兄弟で集まれるセカンドハウスという形もひとつの方法かもしれません。
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「江戸Styleの家」オープンハウスを11月30日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約19年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...