注文住宅の玄関や表札インターホンポストを鉄製スチールドアで特注する
スチールの製作もの。最終日の今日はスチールドアです。
スチールドア。
木造ではなくRCやS造の大きな公共施設の建具としてはポピュラーなものです。
木造の住宅では防火の件もありアルミサッシが主流になっていますが、
条件によっては十分使えます。
我々はいい玄関扉がないなぁという時に選択肢の一つにしています。
木製の扉もいいですが、防火戸にしなければならないときには使えません。
シンプルで全体の雰囲気を壊さない扉という意味では、
非常にシンプルに作ることが出来ます。
この写真の家では、玄関扉の左側のFIX部分・扉の上側も
スチールドアとして作っています。
一面大きな扉のような状態です。
扉左側のFIX部分には、上から「表札」「インターホン」「ポスト口」を
組み込みました。
表札はステンレスの切文字に足をたてて浮かして取付けて、
ポーチ灯の光で上から光を当てています。
少し影が落ちるので立体感がでます。
スチールではないですが表札も製作ものです。
見積に枠予算(表札¥〇〇-見積に入れておくこと等と図面記載)でいれておいて、
引渡しに間に合うようにサイン屋さんに発注・製作・取付しています。
外壁につけたりも出来ます。
インターホンは既成品のインターホン子機の必要部分に穴を開けて
壁の厚みを使って内部に取付けています。
もちろん玄関内からメンテナンスできるようになっています。
ポスト口も家の中から郵便物が取れるようになっています。
少しおおきな回覧板や封筒なども受けられるように
ポストの開口の大きさも自由に作ることが出来ます。
この住宅で、この扉の一面の使い勝手やデザインを展開図で確認しながら
建主さんといろいろと話をした記憶が蘇ってきました。
玄関はその家の顔になる場所です。
使いやすく雰囲気よいの玄関扉をスチールドアでつくってみませんか?
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5回にわたって、製作物-スチール- というテーマで書いてきましたが
今日が最終回です。
ここに書ききれないこともたくさんありましたが、
意外と色々できるんだ!ということが、
少しでも伝わればいいなぁと思っています。
ありがとうございました。
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