窓について/introduction@菰田晶
今週の「リレーブログ」を担当する菰田(こもだ)建築設計事務所の菰田晶です。
ふたりの視線、男女の視線、親の視線(まだまだ5年目の初心者ですが)を通してくらしの器である住宅について考え、設計しています。
私達が住まいの設計の中で大切にしていることの一つに「心地よさ」があります。
これには心理的側面と物理的側面があると思いますが、今回は物理的な面に視点をあてて書いてみたいと思います。
多くの人は、冬は日の光が差し込む明るく暖かな部屋、夏は風の通る涼しい部屋を望むのではないでしょうか。設計の仕事に携わってきた十数年の中には、陽の光の入らない薄暗い図書室のようなリビングを望んでいたり、全く光の入らない近未来的な空間を好まれたり、人の好みは様々ですが、光が入り、風が通る空間を望まれる方が一般的には多いと思います。
そこで、あすからのリレーブログでは、限られた条件の中でどのように窓をつくるかという視点で、実例をあげて考えてみたいと思います。
写真:カドノイエの吹抜を見上げる 撮影:新 良太
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7/26(土)自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...