窓について/introduction@菰田晶

今週の「リレーブログ」を担当する菰田(こもだ)建築設計事務所の菰田晶です。

ふたりの視線、男女の視線、親の視線(まだまだ5年目の初心者ですが)を通してくらしの器である住宅について考え、設計しています。

私達が住まいの設計の中で大切にしていることの一つに「心地よさ」があります。

これには心理的側面と物理的側面があると思いますが、今回は物理的な面に視点をあてて書いてみたいと思います。

多くの人は、冬は日の光が差し込む明るく暖かな部屋、夏は風の通る涼しい部屋を望むのではないでしょうか。設計の仕事に携わってきた十数年の中には、陽の光の入らない薄暗い図書室のようなリビングを望んでいたり、全く光の入らない近未来的な空間を好まれたり、人の好みは様々ですが、光が入り、風が通る空間を望まれる方が一般的には多いと思います。

そこで、あすからのリレーブログでは、限られた条件の中でどのように窓をつくるかという視点で、実例をあげて考えてみたいと思います。

イントロ

写真:カドノイエの吹抜を見上げる 撮影:新 良太

菰田真志+菰田晶
有)菰田建築設計事務所

著者情報

菰田 真志 + 菰田 晶菰田 真志 + 菰田 晶

菰田 真志 + 菰田 晶 こもだまさし こもだあき

有限会社 菰田建築設計事務所

毎日を心地よく機能的に暮らせる建物。 街に調和しながら趣のある建物。 思わずニンマリ微笑んでしまう建物。 わくわくする建物。 そんな建物を生活スタイルや価値観を伺いながらひとつひとつ創ってゆきます。

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中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...