石彫刻工房アトリエ展示ギャラリー兼用住宅
石彫刻家の工房アトリエ
石を彫刻されている髙木有規氏の工房アトリエ 兼 お住まいを設計させていただきました。
工房アトリエ 兼 お住まいだけではなく、彫刻を観て楽しんでいただく展示ギャラリーとして人が集える場所としても考慮されました。
石の彫刻作業
髙木氏は大きな原石を彫ることが多く、屋外で作業されます。作業場所として建物外部に広い場所を確保されました。
彫刻作業によって出る石の破片が飛び重なることを想定して始めは砂利敷きにされました。
広い作業にされたのは、彫刻作品が置かれる展示ギャラリーにもなるためです。そこで室内のリビングと外部の作業場の中間に屋根が掛かったバルコニーが設けられました。バルコニーの床はウッドデッキが敷かれ、彫刻作品を椅子に座ってじっくり眺めることができるようにしました。
シンプルな住宅
住まいの内部構成はシンプルになりました。1階奥には水廻りのキッチン洗面風呂トイレが集められ、2階に個室寝室があります。
2階への階段はオープンで、リビングは高い天井の吹き抜けになっています。
展示ギャラリー
吹き抜けリビングは、美術作品を展示して鑑賞するスペースとして利用されることを前提として設計しました。
吹き抜けに面する一面は絵画を展示するために高く大きな壁面とし、上部には陽射しが差し込むトップライトを設けて、明るい室内空間で絵画作品を鑑賞できるようになりました。
アート教室
展示鑑賞スペースとなった吹き抜けリビングは、容積が大きいため、沢山の人が集える場所にもなります。
そこでは髙木氏によるアート教室を開催しています。
暮らしそのものが創作活動となっている髙木氏のアトリエ工房と住まいが混ざりあった住宅です。
− 最新イベント情報 −
「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守
調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...