鉄筋コンクリート(RC造)での建物の造り方@小林眞人

鉄筋コンクリート(RC造)での建物の造り方は

ざっくりと言えば
型にいれてつくるお料理やお菓子と全く同じで

そのスケールが違うだけです。

 

通常型枠は合板でつくるのが最も一般的で、現場で型枠専門の大工さんが

加工して組み上げます。

その中に鉄筋を組み入れて、最後にコンクリートを流し込み

2週間ほどの時間をかけて固め、固まったら型を外す。

↑ こんな感じです

具体的な事例写真をお見せします

↑壁の外側に型枠を組んで

その内側に鉄筋を組みます

↑その後に内側の型枠を組み

床を支える型枠を組み,それを支えるパイプ脚をたてます

↑床を支える型枠を組み終わってから

床の鉄筋を組みます

オレンジ色の管は電気の配線を通す為のパイプです

↑小さな現場の事例です

現場を外から見るとこんな感じです

↑街でよくみかけるミキサー車

試験練をしたコンクリートのプラントから このミキサー車が

現場までコンクリートを運んできます。

ミキサー車はコンクリートが分離・硬化しない様に

ドラムをゆっくりと回転させながら現場まで運ぶのです。

↑現場に運ばれてきたコンクリートも試験・チェックをします

ここで採ったサンプルを1週間後・4週間後に

破壊試験をして、現場でのコンクリートがきちんと設計どおりの強度を

確保できているのか?あるいは型枠を取り外すタイミングの参考にします。

↑現場に到着すると ポンプ車にコンクリートを

載せ替えてポンプ車がノズルの先までコンクリートを

圧送します。(正面に見えるのがポンプ車です)

↑コンクリートを型に流し込むのをコンクリートの打設といいますが

一発勝負なので当日は多くの職人さんが参加して行います。

>>小林真人
>>小林真人建築アトリエ

著者情報

小林 眞人小林 眞人

小林 眞人 こばやし まひと

株式会社 小林真人建築アトリエ

『バランス感』と『素材感』を大切にした建築を心がけています。 全体とディテール、都市との関係、実用と芸術・・・ シチュエーションに応じて取るべきバランス点を見極めたいという思いです。

− 最新イベント情報 −

2025年9月20日(土)「自然素材の平屋の木の家」完成現場見学会のお知らせ  @小泉拓也+栗原守

中野区の「自然素材の平屋の木の家」は平屋の約33坪の住まいです。建築主さまのご厚意により2025年9/20(土)完成現場見学会を開催させていただくことになりました。リビングダイニングとつながる大きなデッキテラスで内と外の暮らしを楽しむことができる平屋の木の家です。 無垢の木や左官の薩摩中霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉などの自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを検討中の方のご参加をお待ちしています。時間指定で3組限定の見学...