トイレ空間のデザイン@小林武

リビング、ダイニング、キッチン、玄関、寝室や浴室など、家の内部空間を考える時、まず初めにそのような空間から考え始めるのではないでしょうか?

しかし、家に必ず必要なトイレ。

今回は後回しにされがちな住宅のトイレ空間について実例を用いてお話したいと思います。

住宅のトイレはどうしても機能的にシンプル&コンパクトになるケースが多く、ショピングモールや公衆トイレなどの様に大きな空間をトイレとしてデザインする事がほぼありません。そんな住宅のトイレですが、毎日使う空間です。使いやすく、心地良く、清潔で、自慢できるトイレをいつも考え設計しています。

それでは今まで私が設計したコンパクトでありながら色々なテイストの住宅のトイレをご紹介いたします。


◆重厚なトラバーチンの壁装と私が良く用いるカウンター下部の間接照明で広さの演出を施したトイレ。トラディショナルな空間に施主がハワイアンな額装を施し個性的です。


◆洗面・Bathが一体となったプライベートトイレ。2ヶ所以上トイレを設ける住宅で提案する事が多い。


◆フロート便器を採用して掃除もラクラク。


◆コンパクトな手洗いコーナーをイタリアンタイルで壁面装飾を施しシンプルでも品のある空間にさせています。


◆壁一面のオークウッドに収納を埋め込んでいます。オークウッドと黒い壁天井とのコントラストが個性的なトイレを演出しています。


◆ゴールドのペンダント照明をアクセントにして、程よい明るさとしたトイレです。


◆上記のトイレ前室の手洗空間。施主希望でダリっぽい鏡が迫力あります。私は魔女鏡と呼んでいました(笑)。


◆トイレに窓が必要か問題は昔から設計業界で言われてきている問題です。私個人は窓が設置できるのであれば積極的に提案しているスタンスです。上から縦窓、横窓、高窓、手前小窓、奥小窓とコンパクトなトイレに少しだけ抜け感を出しています。


◆コンパクトなトイレを少しでも広く感じさせる手法として鏡の設置もあります。鏡フレームで個性を出したり、トイレと洗面を一緒にする事により洗面鏡によって空間を広く感じさせている例もあります。


◆アクセントウォールによる楽しさを演出したトイレ。上から水色の壁をアクセントにした可愛らしいトイレ。重厚感があるウッド壁装をアクセントにしたトイレ。コンクリート打ち放しの壁をアクセントにしたトイレ。壁装だけ拘っても素敵なトイレになります。

如何でしたでしょうか?

 

今まで私が設計してきた住宅のトイレ。ほんの一例ですが、アイデアの参考なれば幸いです。是非、家づくりはトイレ空間にも拘る建築家と一緒にしましょう!

著者情報

小林 武小林 武

小林 武 こばやし たけし

KOB建築設計事務所

たまには空を見上げませんか?たまには逆立ちしませんか? お気に入りの靴を履いて出掛ける時って少し気分がスゥーっとして気持良くなる事があります。 些細な事かもしれませんが,こんな[何と無く良いね]を常に考えて建築設計をしています。 この何と無く良いねと建物にかける費用は必ずしも比例しません。比例するとしたらその行為に関わる人たち(顧客・設計者・監理者・施工者)の発想や情熱また努力だと思います。 その中で私たちKOBは機能性・安全性・設計者の立場の独立性をまず第一に考え,それから一歩先にある心地よさや感動を求めて一つずつ丁寧に考えて皆様の期待に応えていきたいと思います。

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