四季を感じる住宅の作り方@幸田真一
今週のリレーブログを担当する幸田真一建築設計事務所の幸田真一と申します。
今回は、家づくりを進める時に、大きなテーマでもある外部との繋げ方についてお話ししてみようと思います。
一日の中で多くの時間を過ごすことになる、リビング。
住宅街といえど、週末などには都会の喧騒を離れてリゾート感を味わいながら家族とゆっくり過ごしたい、というご要望をお持ちの建主様は多いかもしれません。
でも実際、具体的にテラスやバルコニーで何をするのだろうと、本当にお茶を飲んだり、バーベキューをするのだろうか、、とイメージのわかない建主様がほとんどです。おそらく、希望通りしつらえたテラスでバーベキューをするのは少数かと思います。
そう考え直した方は、テラス/バルコニーは無駄だからと言って設えるのをやめてしまう方もいます。
そんな時は、吐き出し窓から連続する外部を意識するだけでも心が豊かになるからと、事例写真をお見せしながらお薦めしたりします。
テーブルを置くスペースが必ずしも必要なのではなく、四季を感じる植物の匂いや、風に揺れる草木を見ながら縁側のような空間も贅沢なものです。
足湯を設けた例だってあります。
このご要望にはちょっとびっくりしましたが、ゆっくりと庭木を楽しむという仕掛けとしてはとても良いアイデアかなと思います。
今
外部との繋がりは地上レベルだけではないです。屋上にルーフバルコニーを設れば、広大な空を感じながらビールを飲む楽しみができます。
家づくりにおいて、生活動線や収納量も特に大事だけれども、
日々の住まいを豊かにしてくれるちょっとした「外部との繋がり」を取り込むことも、積極的に考えてみてはいかがでしょうか。
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「江戸Styleの家」オープンハウスを11月30日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約19年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...